![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/37680373/rectangle_large_type_2_f673f64b55840bd2d53b227c72799067.jpg?width=1200)
僕にしか出来ない事とは?
これまで沢山のコーチの元で様々な指導を受けてきました。
僕のプロキャリアは11年間だけでしたが、11年間で8人のコーチの元でプレイをしました。
その中で6人が外国人コーチです。
特にインパクトがあったのはキャリア最初のコーチ、ジョー・ブライアントとNBAでのコーチ経験豊富なボブ・ヒルです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/37681035/picture_pc_923fcc5b4e2de7b846efeea459677781.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/37680834/picture_pc_a9da8145eed5ec7bc818b2b18604c16b.png?width=1200)
2人は対照的なコーチングスタイルでしたが、彼らには圧倒的な経験と知識、人間力があり、カリスマ性がありました。
世界最高峰のリーグと言われるNBAを知るコーチの指導を受けれた事や、その知識、戦術、考え方、チーム作りを体験できた事は、本当に貴重な経験でした。
当時のチームの資料は全て手元にありますし、
今の僕のバスケの考え方、クラブチームのチームのスタイルは自分が指導してもらったコーチ達のいいとこ取りです。
ただ、バスケットは進化しています。
彼らから学んだ事だけをやるのではダメだし、常に勉強をしなければいけない。何よこの二人のコーチから学んだ事とは、"個性を活かす"という事です。
戦術が個性を潰すようではダメだし、個性に合った戦術をやる事の大切さも身をもって体感しました。
特に中学生の場合は成長段階なので、プレイを制限したくありません。
かと言って1on1をガンガンやれ!とも言いませんし、ポジションも決めません。
本人が望むポジションをやってもらっています。
クラブチームの試合の後は何度もビデオをみて、子供達とビデオミーティングも行います。
子供達に編集したビデオの内容は、ほぼプロと同じような内容にしています。
数字から見える部分や、数字に表れない部分の説明もして日々の練習に活かしています。
やり出したらキリがない作業ですが、試合に勝つ事よりも、試合に勝ちたいと思うようになった子供達の変化が僕のモチベーションになっています。
昨シーズンの福岡県のクラブ大会は男子は優勝、女子は準優勝でした。
昨年はクラブ選手権はコロナの影響もあり順位決めは行われませんでしたが、男女共に愛知のジャパンカップの出場権を獲得しました。
基本的には僕は、試合中は流れが悪くてもタイムアウトは取りません。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/37681077/picture_pc_415f559da4a323d1d8ba7e6cb701ecc2.png?width=1200)
理由はコート内で自分達で解決する力を身に付けて欲しいからです。
実際に取ったタイムアウトは次のオフェンスでやりたい事を指示する時だけです。
もちろんタイムアウトを取るべきタイミングはありました。
しかしあくまでも育成の延長線の活動だと思っているので、自分たちで解決出来るように取り組んでもらっています。
もちろんバランスは取っていますが、本当にタイムアウトを取る事で成長につながる場面では取りますが、それ以外はタイムアウトは取っていません。
そうする事で一人一人が考える力が身につくと考えています。
それが子供達の次に繋がると思っています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67942967/picture_pc_85e3f6805742309ba0aad24f8e2374c4.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67942965/picture_pc_1990b7f195c36ce770928acfe4519775.png?width=1200)
チームとしては試合では全て勝ちたいと思うものですが、プロの試合も負けから学ぶ事、負けからしか学べない事、勝つ事、勝ちきる事でしか学べない事もありました。
どのような試合でもターニングポイントとなるプレイが存在いていて、それがミスだったり、シュートを決める事、リバウンド、ディフェンスなど、試合を振り返り、ビデオミーティングする事でターニングポイントだと思える部分を共有することはとても大事な事で、これも繰り返す事で、子供達も試合中に考える様になってきました。
チームで活動を行うなかでは、完璧を目指したい事もありますが、そうならない事から多くを学べます。
僕自身も毎日が学びの連続で、うまくいかない事を、僕が伝えたい事をどう子供達に感じてもらえるか、子供達にどの様に伝えるかを考えています。
公にはしてませんでしたが、アカデミーを休まなくていい時だけクリニック活動はやっていました。
僕にとって大切な事はWATCH&Cアカデミーの子供達であり、自分が幅広く活動する事ではないので、アカデミーと重なる日の場合もあったので、幾つかのクリニックはお断りさせてもらっていました。
ただ幾つかクリニックをやっていて現場のコーチの方々と話をしていると面白い発見、考え方がある事を知りました。
僕の場合には練習方法などにはあまり興味はなく、むしろマインドセットの話を皆さんと話してみたいと思っています。
WATCH&Cアカデミー生には練習内容より、マインドセットの話ばかりしています。
自分の為にも、色々な方と考え方を聞きたいと思いましたし、同じ方向を見ている方と何か出来るんじゃないかと思いました。
また昨年は#SHAREという3か月限定のオンラインサロンを行いました。
ここでは育成年代のコーチの方々と様々な意見交換も出来たし、自分自身の頭の中を整理する素晴らしい経験も出来ました!
そして改めて感じた事は、昔も今も自分の中で大切にしたい事は変わっていないという事です。
ドリブルやフットワークなどに関しても大切にしたい事は変わりませんでした。
今の時代は情報が沢山ありすぎて、選択肢が多すぎる。
可能性があると言えば聞こえがいいけど、芯がないと"選択疲れ"を起こします。
練習の方法は、自分が伝えたい事の手段に過ぎない。
と思っています。
この様な話はまたオンラインサロンが再開した時にやりたいと思います!
僕の活動はあくまでも子供達の為であり、自分やWATCH&Cの活動を広める為ではありません。
とにかく子供達、選手たちの為に自分が何が出来るのかを考える日々です。
今日も頑張ります💪
#オンラインサロン #SHARE#今に見てろ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?