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赦せないあなたへ

ひとを赦すことって、意外と簡単です。
簡単ではないこともあるけど、まずは簡単なことから。
例えば、道端に唾を吐く、タバコを捨てる、ゴミを捨てる⋯そんなことを目撃しても、怒る必要はありません。
「ああ、徳の低いひとなんだな」と思ってスルーしてあげれば良いだけです。
こだわらずに、スルー。


時間が解決してくれることもあります。
日常に紛れ込ませて、忙しさに紛れ込ませて、少しずつ、気がつくと風化していた、のような。
そんなふうに、少しずつ軽くしていく、重荷と思わなくなっていくということができたら、それはとても良い方法です。


いつまでも、『被害者』でいることをやめる、これも大事なことです。
過去、出来事にフォーカスするのを止める訓練も必要になってきますが、これはあなたがこれから先幸せに生きるために大切なプロセスです。
いつの間にか、考えてしまっている、思い出してしまって苦しくなっている。そういうのは、あなたの体力・気力を蝕むものです。
出来るだけ早く、離れた方が良いです。

ひとつ、離れ方、気持ちの切り替え方をご紹介しましょう。

あなたに酷いことをした相手、赦せない相手を、小さく小さく小さくしていきます。
イメージしてください。
どんどん小さくなって、虫くらいになったら、ブチッ。踏み潰しましょう。

※虫だったら殺して良いという話ではありません。
加害者になれという話でもありません。
なんでも踏みにじって良い訳でもありません。

大切なのは、あなたがもう、やられっぱなしのあなたではない、という意識の切り替えなのです。
心のなかで、これまでのパワーバランスをひっくり返して、変えてしまうのです。


赦されないことは、赦さなくていい。
でも、いつまでも過去に囚われたままではいないこと。
それを心掛けてください。
もう、あなたは苦しまなくて良い。


もうひとつ、繰り返してほしいことがあります。
過去の嫌な場面が浮かんできたら、その青写真を、折って、紙飛行機に変換してください。
実際に折り方なんて知らなくて良いのです。でも、とてもよく飛ぶ紙飛行機です。
そして、あなたの目の前には大きなオレンジの夕陽があります。莫大な熱量です。
その夕陽に向かって、紙飛行機を放ってください。
太陽に近づくと、紙飛行機はチリチリと灰になって消えていきます。それを見届けてください。

思い出す度、上記2つのことを、やってみてください。
自然と、過去に縛られたままのあなたから解放されていきます。

呪縛から逃れて、自由な、新しいあなたになっていってください。
より輝く未来が、あなたに訪れますように。


読んでくださって、ありがとうございました。
また明日。
おやすみなさい。

#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門

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