見出し画像

数字の心地良さと親近感

新しい番号を割り振られる瞬間というのは、私にとって、期待(ワクワク♪)と少しのドキドキが入り混じった時間です。

一番新しい番号を割り振られたのは、先日Wi-Fiの機種変をしたときでした。
前の機種の番号の数字の並びが割と気に入っていたので、今回はどうかなぁと思っていました。
そしていざ、箱を開けてみると、新しい番号は、少し難しく感じる英数字でした。
不思議なもので、強くなって、速くもなったんだけど、数日に一度くらい、何の加減か、急に未接続になったりします。
前の子は急にそんなふうになったりはしなかったので、これも番号(数字)のマジックかな、なんて思っています。


数日前に、電話番号宛に届いたメッセージを目にしました。
明らかに、フィッシング詐欺だったので、アップルに報告送信したのですが、手間掛かっているだろうなぁ、とその送り主さんを想像してしまいました。
どこかから、何かの名簿を入手したのではなくて、1桁ずつ、片っ端からメッセージを送っているんだな、ということが読み取れて、犯罪ではあるんだろうけど、すごい労力だな、と感心してしまったのです。
どんなひとが、作業してるんだろう。
まあ、たぶん、ブラックな会社さんのどなたかなんだろうけど、なんか、お疲れさまです、と労いの気持ちが湧いてきてしまいました。

そして、私の電話番号の、下1桁前のひとや、後のひとは、大丈夫だったかな、と思ったのです。
引っかかってないと良いな、ちゃんとスルーできたかな、と。
絶対的に、この現実世界ではお目にかかることはないだろうけど、お会いしたこともない前のひとと後のひとに、私は小さな親近感を抱いてしまいました。
普段、自分の電話番号を意識することはあまりありません。特別好きでもないし、イヤでもないです。変えるといろいろ面倒だから、そのまま使っている、的な感じです。
でも、こんな出来事があったりすると、ピックアップされた自分の『番号』を強く意識して、ずっと続いているであろう前のひとたち、後のひとたちとの繋がりを連想してしまいます。


ショップの会員カードの番号などでも、想像します。
『7777777』のひととか、いるんだろうなぁ。
素敵。どんなひとなんだろう。どんな気分なんだろう。

病院の診察券の番号なども、よく見ます。
なんとなくその番号の心地良さ、感じの良さが、そこの病院に通いやすいかどうかの判断に繋がっている気がします。

お店でもらう番号札の数字も、自分の誕生日の数字だったり、ゾロ目だったりすると、「おぉ〜」と思います。
スマホに表示されてるデジタル時計の数字の並びでも、同じような発見をすると、「お〜し、ツイてる!」と小さくガッツポーズしたりします。

車のナンバーなどは、けっこう多くの人が気にかけて、好きな数字の語呂合わせを取得したりしていますよね。

自分の銀行口座の番号も、けっこう気に入っています。時間外手数料を取られてしまうので、取引は気を遣いますが、自分的にその番号は気持ち良く響いてくるので、ずっとメインバンクにしています。


実は、お財布のなかに、素敵な数字の『諭吉くん』を入れています。
ほんのひと月半くらい前に偶然見つけたのですが、奇跡的な並びで、そして奇跡的に新券で、とっても嬉しくなって、御守りとして、大切に、お財布に居てもらっています。

気持ちが通じるような数字の並びって、不思議な力で護ってくれているように感じます。
そして運ばれてくる数字に、巡り合わせのようなものを感じて、小さな幸運を見つけられたような気持ちになります。

番号だけで、こんな幸せになれるのって、単純すぎるかもしれないけど、たぶん、みんなそれぞれ、お気に入りの数字とかがあって、大事にしてるんじゃないかな、なんて思っています。


読んでくださって、ありがとうございました。
また明日。
おやすみなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?