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団地と図書室

リブライズの千葉営業所と同じ市原市内に、図書室ができたと聞いて気になっていたのですが、訪問のチャンスがやってきました。

場所は、JR内房線の八幡宿駅の東、若宮団地内。静かな住宅地を進むと、団地の奥に「On Re.cafe」が現れます。団地といっても、一軒家が多く「ニュータウン」と言った方が伝わるかもしれません。その中に長屋形式の分譲住宅も点在していて、その一角をカフェが占めているというのが正確でしょうか。

続き長屋の手前に、カフェ用の駐車スペースが数か所あり、まるでご近所さんの軒先に停めさせてもらうような感じ。団地に染み込むように、境界があいまいな印象が面白いです。

カフェの中に入って、コーヒーを注文しつつ、本棚をのぞいてみます。土間を抜けた奥が小上がりになっていて、その手前のところありました。「まちライブラリー@わかみや」のサインが見えます。地域の方からの寄贈が多いとのことで、絵本から渋めの時代小説までならんでいます。

入り口からは、少し死角になっていますが、遠慮せず本を取って席に持って行ってOKだそうです。貸し出しも可。

奥にはお庭があって、室内の小上がりが屋外に延長されて、縁側のようなベンチが取り囲んでいます。暖かい季節には、表でコーヒーをいただくのも心地よさそうです。

図書コーナーと別に、オーナーの小野さんセレクションの本(田中元子さんの本など)も置かれているのですが、こちらにも目が引かれます。このカフェ自体が「グラントレベル」デザインをまさに体現していました。

この日、いろいろ偶然が重なって、市原市図書館の松本さんと一緒にカフェランチ。さらに、図書コーナーの発起人鈴木さん合流して図書館談義に花が咲きます。

鈴木さんは、元々は大学図書館司書をされていて、地元にできたOn Re.cafeで図書館活動ができないかと手を挙げたのだそうです。オーナーの協力を得て、市民活動の補助金などもとりつつ、図書コーナーの開設にこぎつけたのが2023年9月とのことだそうです。まだ試行錯誤されている部分はあるようでしたが、場への関わり代 かかわりしろとなっているのは間違いないように思います。

鈴木さん(右)と、同席した松本さん(左)

ついつい、長居してしましましたが、その間、お子さん連れのお客さんが途切れることなく訪れていて、カフェが団地に溶け込んでいる様子が垣間見えました。何か、本のイベントやりたいな… (妄想)


市原にいらっしゃる機会あれば、ぜひお立ち寄りを! ランチの定食も美味しいので。ひとりで行きにくいというときは、アテンドしますので声かけてください。



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