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『逆張りデスゲーム』あとがたり

あとがたり企画、最終回は『逆張りデスゲーム』のメンバーからお話を聞いていきます!

以後、『逆張りデスゲーム』に関するネタバレがあります。
まだ本編を見ていない方はお先にこちらをご覧ください!

登場人物紹介


脚本演出:堀木祐奈

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4年生。しゃべる内容がTwitterといじられ3ヶ月。

主催者役:神戸理帆

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4年生。劇団コギトの歌姫枠だったらしい。もう引退ですね。

小原祐司役:小畠佑介

小原 画像

3年生。3連続3回目の後語り登場。そっくりさんが各界隈にいる。

中曽志郎役:中蒼志郎

中曽

3年生。実写版東リベには出演しておりません。

矢野萌木役:矢部

矢野 画像

1年生。残念だったな、チヤホヤされるのも後、半月だ。

藤平朋世役:藤原朋香

藤平

3年生。次世代の広報の敵、筆頭候補。

益田利恵役:益子好恵

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4年生。レッツ、ファイティング

音声編集担当:渡邉栄璃

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2年生。この波形と格闘していた日々が懐かしいらしい。

そして、司会進行は映像編集担当の末乃匠がお送りします。

(※宣伝美術担当の能祖海ら乃はお休みです)

オンラインデスゲームってなんやねん

−デスゲームというテーマはどうして選ばれたのですか?

堀木「候補としてシチュエーションを設定して作品を作りたくて、元々候補として上がっていたのが、『生徒会室』とか『秘密結社』の会議みたいなやつとか、『ミッションを達成するみたいな』やつをがあったんだけど、一番パッと聞いて伝わりやすいかなっていうことで。」

堀木「あと他の班が『日常系』かなと思ったから、ちょっとでも日常から離れられるものをと思ってデスゲームになりましたね。」

堀木「あ、それと喧嘩が好きで」

小畠「治安悪いぞ笑」

堀木「創作物で不仲とか険悪みたいなのが好きだから、まあ、それが出せるってとこも一つの理由ですね」

中「『修羅場』から発生したわけじゃないんですか?デスゲームって」

堀木「まあ、そうといえばそう。でもあんま関連させようと思ったわけでないかな。」

堀木「あと最初に全体で『修羅場』っていうテーマを決めた時も、私が不仲が好きで提案したから。」

小畠「その時から堀木さんの手の平のうちに」

堀木「そんなこと言わないでよ!でも『Give me a break!』も私の案なんだよ笑」

― 今作は逆張りがテーマでしたけど、コギト民って逆張りが少な人が多いですが、この班で逆なりな人って誰ですか?

堀木「後輩は無条件であんまり逆張られることないからわかんない」

― 先輩から見るとそのように見えるということでピチピチの1年生。いや、もうすぐ2年生の矢部に聞いてみました。

矢部「みんなノリいいですからね。パッと思いつかないです。」

― なるほど?案外この班のメンバーは真っ直ぐ生きていると

矢部「うーん」

益子「そこでそうですって言わないあたりよ笑」

神戸「真っ直ぐでもないけどみたいな」

中「演劇やっている人はみんな逆張りのイメージある」

堀木「わざわざ地下に潜りにきてるから」

中「コギト入っている時点で真っ直ぐではない」

堀木「身もふたもないことを言うと私は逆張り厨だからそれを主人公にしたところはある。私は逆張りの中でも人気のないキャラを推すみたいなタチの悪いほうだから。」

―恋愛マンガの負けヒロインを応援しちゃうみたいなかんじですか?

堀木「そうそうそう!当て馬大好き!絶対推しちゃうよね」


― 演出の中でこだわった点とかってありますか?

堀木「バラバラなメンツが口々にバラバラに言い争っているみたいなところはやりたくて。Zoomだと顔見えるわけじゃないし、裏で起きてる仕草とかみせるのは割と難しいことだと思うから。」

堀木「小畠とか画面の下指さして、殴ったりしてくれてたし。結構役者に遊んでもらったところがこだわった点ですかね」

― 11:15あたりからのシーンは役者も編集も遊んでますよね

堀木「小畠にオタ芸されたしね。やべはヘアアイロンかけてたし。何事って」

中「高速オタ芸面白かった」

堀木「あれ高速になったから活きたね。」

※あそこは編集で3倍速になってました

堀木「あのシーンは編集込みで好き。」

― 編集者としてもとても楽しいシーンでした。細かいネタが数秒に詰まっているので、何度でも見てみてください

中「字幕とか入れるのは脚本の段階で決まってたんですか?」

堀木「逆にみんな入れるんだと思ってた。よくあるユーチューバーの動画みたいなのを想像して。最近個人的に聞き取り能力が落ちてて、テレビ見るのにも字幕に助けられてるので」

益子「老化笑笑笑笑笑」

堀木「ガヤついてるシーンのセリフをわかりやすくするとか、あと『ここはボケです』っていうガイドラインですね」

中「結局この班だけですよね、字幕つけたの」

堀木「やった、差別化に勝った………ここで逆張る必要はないんだよな」

小畠「やっぱり逆張りなんですね」

― 映像同様、音声もこだわりが強かったですよね

矢部「さっきもzoom演劇とユーチューバー系の動画の間を突いてるって話があったんですけど、音響効果がすごくユーチューバーっぽい面白さ出してるなと思いました。『絶対に死んではいけないzoom24時』でドンドンドン!ってSEが入ったり。そういう演出のおかげで、より『寂しくなくなったな』って、完成したものを見て思いました」

渡邉「堀木さんの趣味が暴露されるような、演出が多かったです笑」

堀木「暴…露???」

渡邉「こういうの好きなんだなって」

堀木「…ああ~~そうだよね😂えりつぃんには『この動画が良くってね…』みたいな参考動画をバンバン送っちゃってたよね😂」

― ギャグの教科書がギャグマンガ日和千年狐な演出でした。

神戸「BGMがずっと使われてるzoom演劇良いなって思った!私の脚本がBGMとかないやつなんだけど、やっぱり臨場感とか出るしいいね」

― 世間一般のzoom演劇ってあんまりBGM入ってないことの方が多いですよね

堀木「そうなのか…!逆に『入れなきゃいけない』って思っちゃってた😂」

―『入れちゃいけない』ってルールもないですからね

神戸「対面脚本家の意識、って感じがして良いな」

堀木「………ぃゃぃゃ」

堀木「…………いやいや~~~!!!☺️💃🕺💃🕺💃🕺💃🕺」

― 堀木が珍しく褒めちぎられて困惑しています


益子「効果音とか……に、益田さんはすごく助けられた気がします」

堀木「モノローグ加工ありがたかったです」

益子「自分のセリフ読みだけじゃ盛り上がりに欠けるな…って思ってたところで、音響の力が助けてくれた。わかりやすくSEとかつくと『すごい!盛り上がりポイントだ!』ってハッキリする」

渡邉「えへ、ありがとうございます☺️…音量バランスはすごく気を使って。どれだけBGM等を前に出していいのかっていう。やっぱり役者の声がメインかなと思って、なるべく小さい方がいいかな…とか、でもSEは目立った方がいいかな…とか」

― 照明を担当することが多い渡邉ですが、音響を通してもコギトで培われた職人魂を継承してくれています。


黒幕とマヨとお好み焼き

―座組のメンバーが口を揃えていうのはやはり最後のシーンがいいということでした

藤原「もう見たくねえ」

― なぜか本人はずっと嫌がってる様子です。

藤原「顔にマヨネーズつけてる自分、切なくなります」

満場一致の「そこがいいんだよ!」ラッシュ

矢部「やろうと思ってもできないですよね」

益子「すごくマニアックな話になっちゃうんだけど、手のひらとかじゃなくて、手の甲でグイッと無造作に拭うところが良いんだよね」

―ケンカした後に唇についてる血拭うのと同じモーション秀逸でした。

益子「そう!!!!!」

中「みんなの想像力がすごい」

― フェチ談議に熱が入る最高学年の面々と冷静な中。気に入った演技を何度も見返せるのは動画の良いところですね。

神戸「藤平の性格が出てる気がしてめっちゃ良かった」


―シーン中は、「恥ずかしいから」カメラを見ないで演技していたという藤原。上級生をここまで沸かせる仕草は奇跡の産物だったとのこと。

堀木「あ、演出への不満言うなら今だよ。『お好み焼き飽きました』とか」

益子「『そのせいで太りました』とか」

藤原「広島焼き食べました😊」

堀木「なんの報告笑笑笑 よかったね~!☺️」

― 藤原は兵庫出身です。広島焼きでよかったんだ…。

堀木「消えもの食べさせるの、一回やってみたかったんだよね。舞台上だと大変だけど、オンラインなら余裕だなって思って。ドラマとかでも食べてるシーンが好きで、中でも和やかな食卓…とかより、殺伐とした状況にちょっと抜け感与えてるみたいな感じの。そういう効果が欲しかったので、入れました」

藤原「広島焼き、お好み焼きじゃないじゃん!って言われたらどうしようかと思ってました」

堀木「そんなの、画面じゃわかんないよ!!!🤣」

― 兵庫の血は眠っていなかったようです。

小畠「広島県民からしたらそっちが本物ですから」

堀木「確かに~~~!広島と大阪を敵に回してしまった」

この後、神戸が広島県民であることが発覚し、仁義なき戦いが繰り広げられるも、それはまた別の話。

それでは最後に一言ずつどうぞ

神戸「えーっ!どうしよどうしよ…えーっと…たのしかったです♡堀木の脚本に参加できて、良かった?楽しかった?嬉しかった?です!」

益子「いつも演じないような役をやれて楽しかったし、多分いつもより表情が豊かな方だと思います!見てね😊」

中「オールバックにしたり、ヤンキーみたいな格好できたり、金属バットを持ったりして、楽しかったです」(圧倒的、IQ不足感)

小畠「みんなと同じになっちゃうんですけど、楽しかったですね、暴れられることができて」(なお、この人は全作品で暴れております。)

矢部「本っ当~…は黒タートルネックが似合うお姉さんで出演したかったんですけどちょっと私が似合わなかったのでそれが残念なんです、がー笑 皆さんと少しでも仲良くなれた気がしたので、とても良い稽古期間でした。ありがとうございます」(めっちゃ黒タートルネックが似合うお姉さんだった件について)

渡邉「個性豊かな役者の皆さんの音声編集ができて楽しかったです。ありがとうございました」

堀木「今回私の企画が役者最多人数で、入り乱れてのキャラクターバトルみたいなところを出せたかな~と思いまして、今回座談会でやいやいと言い合っていた個性豊かな役者陣のキャラクター性に注目して、ご覧ください!」

能祖「サムネとか差し込み画像とか、色んなところで参加できて嬉しかったです!ありがとうございました。」

卒業公演『Give me a break!』は3月17日まで公開されております。各作品、細かいところに小ネタが挟んであり何度見ても面白い作品となっております!ぜひ何度でもご視聴ください!