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無事対談を終へることができました。

 2022年8月20日、弘前市立郷土文学館において催されました、詩人の藤田晴央先生との文学対談の行事を無事終了して帰って参りました。

 前回の青森近代文学館での講演から3年ぶりとなりますこの度のテーマもまた津軽の郷土詩人一戸謙三(いちのへ けんぞう:1899 - 1979)について。ただし今回は隠れた青春期の作品を取り上げ、「抒情詩の魅力」全般を語るなかでの称揚ということであり、合せて四季派詩人のホープ立原道造や、彼の友人で高校時代を弘前で過ごした小山正孝、そして私ども二名の詩についても、各々好きな詩篇を挙げて、それぞれの立場からの解釈と鑑賞とが行われました。

 私は、若い頃の恋愛が消し難いトラウマとなり作品の冷遇や改変がなされる「詩人あるある」をめぐって、島崎藤村の「初恋」との関りをお土産の話題として話すことにしました。

 地元に於いて「方言詩人」として認知されてきた一戸謙三の、隠された「清新かつ官能的な詩篇」にスポットを当てた訳ですが、面目一新を図る今回の試みの反応や如何。

 コロナ禍の下、本来Zoomでも済みそうなところ、話術なく津軽弁を解せぬ他所者の私を、再び弘前までお呼び下さった弘前市立郷土文学館、ならびに温かく迎えて下さった津軽の皆さんには感謝の気持で一杯です。

 いつ観ても聴いてもゾワゾワする、落ち着きなく滑舌の悪い自分の音声動画はこちら。
「弘前ライブニュース:アップルストリーム」https://twitter.com/cogito1961/status/1562072087048880133

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