時間による支配から人類を解放するための第三試論:四季派の詩人たちを例に。
様々な詩論を通して「時間」の束縛から解放される道を探る。戦争に反対する。
1.
竹内勝太郎氏は「詩論一」の中で次のように云っている。
《表現と云うことを取り除けば芸術は成り立たないと一般には考えられているであろう。然し私の詩に要求する処は先ず最初にこの表現の否定でなければならぬ。》(『竹内勝太郎全集』思潮社。第三巻。17頁)。
竹内勝太郎氏が上記の言葉を記したのは1932年9月21日である。
私たちは小学生の頃から美術や音楽の時間に「表現しなさい」と教えられる。また国語の時