おばあさんの笑顔
今日、歩いて歯医者に向かう途中、一台のかわいい自動車とすれ違った。
こんなかわいい、小さな車。
いったいどんな人が運転してるのだろうと、興味深く見てみると、かわいらしいおばあさんがとても楽しそうに運転していた。
一人乗りの車なので、車の真ん中にある運転席で、ちょこんと座りながら、得意げにハンドルを握ってた。
無邪気、と言ったら失礼かもしれないけれど、本当に子どもみたいなうれしそうな、誇らしそうな笑顔がかわいらしくてチャーミングだった。
ちょっとだけ真剣な表情もされてるのがまたかわいらしかった。
実は、昨日仕事で嫌なことがあって、かなり気分が沈んでいた。その上帰り道でバランスを崩して自転車でこけてしまったりして、なんとも情けないやらで、踏んだり蹴ったりだった。
で、今日もまだ昨日のダメージが残っていたんだけれど、そのおばあさんの笑顔を見て、ダメージが拭われたようで、ちょっとほっこりした気分になれた。
気持ちが沈んでる時って、テレビなんかでバカ騒ぎしたり、大げさに笑ったりしているのを見ると、却ってしんどくなったり、ますます気分がくさくさしてしまったりする。
でも、本当に心から楽しんでいる、無邪気な表情を見ると、こっちの気持ちも楽しくなって、前向きになるんだな、と思った。
歯医者に向かう途中のほんのちょっとした出来事だったけど、沈んでいた気分を優しくすくい上げてくれたような、そんないい出来事だった。
おばあちゃん、ありがとう。おばあちゃんはそんな事つゆにも思ってないかもしれないけれど、おばあちゃんはぼくを元気にしてくれた。
なんだか不思議なものですね。
ありがとうございます。
くれぐれも安全運転をしてくださいね。
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その車は、色はアイボリーホワイトような柔らかい感じで、ぱっと見どこかクラシックカーのような感じでもあったし、スバル360のような、ミゼットにような、もしくはイタリアのフィアット社の500(チンクエチェント)の昔の型のようでもあったけど、調べてみると、おそらく、タケオカ自動車工芸という会社のアビーという車っぽい。
いわゆるマイクロマーという車で、排気量は50ccで原付バイクと同じカテゴリーようだ。
こんな車でのんびり走るのもいいかもしれませんね。
読んでいただいて、とてもうれしいです!