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理想の理髪店

 ぼくは、散髪に行くのがあんまり好きではない。
 それは、散髪に行く時間というのがとてももったいないし、その時間があれば何か別のことができるのに、といつも思ってしまうからです。
 散髪に行く利点をしいて言うならば、次に髪を切るまでの時間が1~2か月ほど稼げる、というくらいしか思いつきません。
 まあ、髪は勝手に伸びてくるし、放っておくこともできないので必然的にやらなければならないことではあるんですけど、誰か別の人に代わりにやってもらうわけにもいかないですしね。

 高校時代は自分で鏡を見ながら”すきバサミ”で切ったりもしてたくらいだし、家族の中に誰かカットできる人がいたらなぁっていつも思っていました。

 でもそんな願いはかなわないからね、なのでぼくはこれまでずっといろんな理髪店や美容室を渡り歩いてきましたよ。


 理想の理髪店探しは、いわばぼくのライフワークのようなものかもしれません(そんなわけないか?)。

 小学生のころは、散髪後にガムをくれるという散髪屋に行ってたし、中学のころはちょっと色気づいたりして、友だちと近所のおしゃれなカット屋を探して回ったりしてましたけど、考えてみれば散髪屋というのは人生の中で決して避けて通ることのできない場所であり、イベントでありますよね。

 なので、散髪屋選びは、好きでやっているのではないのだけれど、やっぱり大事なんだと思います。

 妻に言わせれば、ぼくは散髪屋に対しての希望や求めることが多すぎる、ということですが、決してそんなわけではないんです。
 ただ、気持ちが落ち着いて、無駄な会話やストレスがなくカットしてもらえればそれでいいんです。カットされている間は特に何かできるわけではないので、その時間だけでもリラックスできればそれでいい、と言うかせめてリラックスくらいはさせてくれって思うんです。

 でも、なかなかそんなお店って見つからないんですよね~
 リラックスさえできれば、と言いましたが、もちろんコストや技術面も大事ですから。

 なので、この数年通っている美容院も、もうそろそろ変えようかなぁって考えてます。
 何故って、そこは混んでるときにはたいてい適当な感じになるし、話の感覚が合わない店員さんに当たればとてもストレスになっちゃうし(合わない人がひとりいて、なぜかその人に当たる確率がとても多いんです)。

 ま、合わない店員さんというのは、どこに行ったところでいるんでしょうけども。

 妻が言うには、
 「あんたは人の好き嫌いが多い」
 ということですが、どうなんでしょうかね。
「まあ、でも合う人は少ないかもしれんなぁ」
 と言うと、
 「そらあんたに合う人は少ないと思うわ」
 と妻。いったいどういう意味なんでしょうか(笑)

 これまで、結婚以降だけでも、7~8か所はカット屋を渡り歩いてます。今の店はそれでも5年くらい行っているので比較的長い方ですね。コストのわりに技術がいいので続いているわけなんですけれど、でもね・・・

 

 ウーン、まだまだ理想の理髪店探しは終わりそうにないですね。


 

読んでいただいて、とてもうれしいです!