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What’Paragon!?@小川珈琲labo
こうきコーヒーの抽出器具で最近話題なのがParagon。今回日本の輸入代理店のFBCインターナショナルさん主催のイベントが下北沢のOGAWA COFFEE LOBOLATROYで開催されました。
下北沢駅近くのこの建物に店はあります
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最初はFBCインターナショナルの上野さんの挨拶
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そして、2014年バリスタ世界チャンピオンの井崎さんからPARAGONの説明があります。井崎さんは開発したParagonを開発したササ・セスティックが2015年世界チャンピオンになったときのトレーナーでいろいろな情報を持っています
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今回の抽出を担当するのは小川珈琲の吉川バリスタ
豪華な布陣の贅沢なイベントです
1杯目はPARAGONを使わない通常の淹れ方です
ORIGAMIドリッパーに円錐形フィルター
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今回使用する豆はブラジルのゲイシャ種、このイベントが初お披露目で販売開始だそうです。
当たり前ですが美味しいです
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次は同じ豆を同じレシピでパラゴンを使って抽出します
キンキンに冷やされた金色のボール
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道具のセッティングで一番大事なのがボールの中心にあたること、そしてフィルターとボールの隙間をなくすことです
フィルターから落ちたコーヒーからフレーバーが揮発する前に急冷されるためです。
これがパラゴンのキモ。
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井崎さんによるとこれを開発する発端は、コーヒーの香気成分がどれくらい液体に残っているかを調べるとその多くが空気中に拡散してしまっている。
それを液体に留めるために抽出直後の液体を急冷することを思いつき、それを実現するために生まれたのがこの製品
もともとエスプレッソでは器具を冷やして抽出するテクニックのあります。大会では時々使われていた方法です
面白いアイデアです
「Extract Chilling」この方法はイノベーションパテントと呼ばれる国際特許をとっているそうです。
これを観て同じような方法で抽出しているYouTuberがいますが厳密にいえば違法だそうです。
研究開発には多くの時間が多額に資金が投入されているので当たり前ですね
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今回は円錐形のORIGAMIドリッパーを使っています。井崎さんの推奨するドリッパーです。
PARAGONを使うときはボールのセンターにコーヒーを集中させたいので円錐形が適しているそうです。
スタンドもよく設計されていて高さの微妙な調整とか外したボールの受け皿もせっとされていてよく考えられていますね
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今回は3投目でボールを外してあとは普通にお湯を注ぎます
コーヒーの美味しい成分は前半に多く生成されるためです
ボールを使用し続けると抽出後半にでる好ましくない成分が強調されて美味しくないそうです
2つのコーヒーを飲み比べるとPARAGONを使った方がまろやかな印象です。すこしねっとりした質感が増して甘みの強調された感じ。
豆がいいのでどちらも冷めても美味しいですが、PARAGONの方が味の変化がすくなく最後まで美味しく飲めました。
前半の抽出された香気成分がここまで影響をあたえるとはびっくりです
この方法は浅煎りから中煎りくらいが適していて深煎りは向かないそうです
ゲイシャ種などのフレーバー豊かなコーヒーに向いてそうです
井崎さんによるとボールの冷却温度や焙煎度合い、エイジングなどでも印象がかわるそうです。
エイジングはしっかりとったほうがいいそうです。焙煎直後だと香気成分の揮発が早くうまく液体に残らないのかもしれないです。
PARAGONを使っている店は少ないので実際に飲む機会がなかなかないのですが。チャンスがあればいちど飲んでみるといいと思います
都内で飲めるのはignisとKOFFEE MAMEYA KAKERUくらいかな
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お土産に今回使った豆をいただきました
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