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口を開こう

 空気を大量に呑んでしまい、おならやゲップが大量に出る「呑気症」という症状があります。

ストレスから歯を嚙みしめ、その際に唾液が多く分泌し、その唾液と空気をいっしょ呑み込むので「噛みしめ呑気症」とも呼ばれます。

噛みしめるという無意識の行為はストレスによって起こり、顎関節症や頭痛や肩こりの原因にもなるとされ、寝ている間の歯ぎしりもストレスとの関係が大きいと考えられています。

噛むときには噛むための筋肉に力が入ります。噛みしめが長く続けば、筋疲労から様々な症状がでてもおかしくはありません。

であるならば、意識して噛みしめないようにすれば、諸々の症状を緩和させる可能性があるということ。

歯を喰いしばってがんばってもいい結果に結びつくことは少なく、スポーツの世界では、種目によってはいかに肩の力を抜くか、すなわち、いかに歯を喰いしばらないようにするかが重要とされていたりします。実際に「怒った顔」よりも「笑った顔」で走ったほうがいいタイムがでるそうです。

速く走るためには笑顔がいいのであれば、犯人を追いかける刑事、刑事に追いかけられる犯人、ともに笑顔のほうがいいということになりますが、映画やテレビドラマでもそのような刑事や犯人を見たことがありません。いいとわかっていても、笑うのはなかなか大変です。

がしかし、笑えないまでも口を開けるくらいのことはできます。噛みしめていないか、ときどきチェックするといいかもしれません。

読んでくれてありがとうございます。

あくびが出る理由は、縮こまった「咬筋」を伸ばすためといった説があります。

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