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気持ちいい

猫を撫でると気持ちがいい。犬を撫でるのも気持ちいい。撫でられる方も気持ちよさそうです。東洋医学では、さわられて気持ちいいことを「喜按」といいます。喜按は治癒へ繋がっています。

こちらの手が直接触れるのは、猫や犬の体毛ですが、体毛を通して皮膚や筋肉の感触が伝わってきます、温かい。体毛を通して、皮膚や筋肉、さらには、内臓や血管などのエネルギーを感じるから、気持ちがいいんだと思います。気持ちよさそうな顔をみることで、それが倍増します。

子供の頃、カブトムシを触っても別に気持ちいいとは思いませんでしたが、それでも死んだカブトムシよりも、生きたカブトムシを触るときの方がワクワクしました。このワクワク感の中に、気持ちよさも含まれていた。「気持ちよさ」とは、視、聴、嗅、味、触を通して感じます。触の中には、温、冷、さらには痛もあります。

血が通っていないもの、無機質なものを気持ちよいと感じることもありますから、気持ちいいと感じるかは、気持ちの問題なんでしょう。

森に入ると気持ちがいいと感じる人もいれば、海に入ると気持ちがいい人もいます。海には入りたくはないけれど、海の近くを散歩をするのが気持ちいい人もいます。道場に足を踏み入れると、凛として気持ちがいいということもあるでしょう。

温熱は冷えた体には気持ちいいし、寒風も火照った体には気持ちいい。冷えた体に冷たい風は気持ちよくない。多くの人がお灸は気持ちいいと感じます。

気持ちよさとは、崩れかかっていたバランスが元に戻ろうとしたときに感じるもの、という一つの見方ができます。

空腹時に食事をすれば脳が気持ちいいと感じます。満腹時に食べるのは、拷問を受けているように感じることさえあるでしょう。満腹であるにも関わらず食べるのが止められないのは、何かが狂っています。

読んでくれてありがとうございます。

「正しい気持ちよさ」を感じましょう。





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