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バカヤロー、ありがとう

痛い、苦しい、気分がわるい、やる気が起きない、思うようにならない自分の体が嫌いになる、どうしてこうなんだ、と。

海や山にでも行って、「俺(私)のバカヤローッ」と叫びたくなることもあるでしょう。もうそんな気力すらないという人もいるかもしれません。声を出すのも気力がいります。

気力とは気の力のこと。

鍼灸は気の流れをよくするために存在します。さらにいえば、漢方薬も、あん摩も、気功も、すべては気の流れをよくするためのもの。気の力が弱ければ勢いよく流れることはできませんから、気の流れをよくするには、気の力を充実させる必要があります。気の力を充実させるには、心の状態がとても大事。いつも心地よく、穏やかでいたいものです。

鍼灸の効果を西洋医学的にみた場合、

・白血球の増加などによる免疫力の強化
・各種臓器などの血流量の増加
・体壁内臓反射などによる自律神経系・内分泌系等の調整
・内因性オピオイド(脳内モルヒネ)分泌による痛みの緩和
・ゲートコントロールによる痛みの緩和

などが挙げられます。

鍼灸という刺激によって体内でこれらの反応が起こり、治癒力が活性化、結果として、元の正しい状態へと向かうわけです。

では東洋医学的に見た場合の鍼灸の働きはというと、

「気の流れをよくする」

ごく簡単に説明すればこれだけです。

気があれば生、なければ死

気とは生と死を分けるほどのヒジョーに重要なものです。

気が流れなければ体調はよくならず、病気は治らず、痛みはなくならない。

よって、気の流れをよくすると共に、気の流れが悪くなる行為を避ければ治る可能性は高くなり、治りも当然早くなります。

いかに、「気の流れが良くなる > 気の流れが悪くなる」状況をつくれるか?それがポイント。

読んでくれてありがとうございます。

ときに、自分の体が嘆かわしくなることもあるでしょうが、「バカヤロー」と叫んだあとは、毎日毎日、いつのときでも、生きてくれている自分の体に「ありがとう」と言ってあげてください。








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