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人とわかりあうには

些細なことで、ある人が泣いてるとする。
「そんな小さなことで泣くのか」と他人は思う。
でも、本人からしたら溜まりに溜まった苦しみの結界が小さなことで限界に達したのかもしれない。もはや今起きたことの大きさは関係ない。

こういう時、人と人は分かり合えないなと思う。
過去の苦しみの蓄積は他人には感じ取れない。自分の経験からその人の過去を想像してわかろうとすることしかできない。
だから想像するもしくは泣いてる理由を聞かない限り、その気持ちに共感することはできない。

一方で、同じ時間を共有した時に初めて2人の世界は動き始める。
そして時間を重ねるにつれて、現在が過去になり、想像しかできなかった相手の過去は自分にとっての経験となる。
そうすると、また相手が泣いたとき、その気持ちに寄り添うことが少し容易になる。

このように少しずつだけど分かり合っていくのかな。
むしろ、簡単に分かり合えたら人生つまらないかも?

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