レトロを駆け巡る
レトロを感じる。
写真集をめくるたびに想う、淡い色彩の時代。
それは音と言葉の壮大なコラボレーションの軌跡でもあった。
街中に叫び声がよぉけ聞こえてたし、サイレンもよぉけ聞こえてたし、地面からはゴォォって重く突き上げるような轟音がよぉけ聞こえてたわ。
思い出せば出すほど、音がよぉぉけ乱立騒然してたわ。
また厄介なことに、
内向的から外向的に変貌を遂げた人間もたくさん生まれた気するわ。
じゃけぇ、余計に雑音が増えた。
今となっちゃ、古き良き時代とも称されるそうだけど、
漂う空気感や体感できる1日のカラフルさ、
についていやぁ、
断然今の方がいい。
ちょっと人間関係は殺伐しすぎてるなぁと感じることはあるが、
それは生きる時代に依ることで、逆らいようがないでしょ?
ただね、
レトロを駆け巡ると自然と、
身、心の蓋をしていた遮蔽物が剥がれ落ちていく感覚を覚える。
知らないことがまだまだ多すぎたこの時代、
単純なことで喧嘩し合い、単純なことで笑い合い、単純な事で泣き合い、素朴だけど身体全体をパフフルに動かしてた生活が、その時代にはあった。
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今もその面影を追う者があとを断たないのだとか、、、
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