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エモい夏フェス@ROCK IN JAPAN FESTIVAL2019 day:4

日本には4大フェスと言われる夏の風物詩がある。

1つは広大な自然の中音楽が鳴るフジロックこと「FUJI ROCK FESTIVAL」
2つ目は北の大地でオールナイトで行われる「RISING SUN」 
3つ目は都市大型フェス「SUMMERSONIC」

4つ目は今は春のネモフィラの花畑でバズっているが、20年のも歴史を誇る
茨城県ひたちなか市で行われる「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」だ。

ついに私もロッキンの参加者何十万の1人になってきたので、
一通りの行動とライブレポを交えて記す。

交通手段:行き

主要駅から会場へのバス移動でのオフィシャルアクセスツアーがあり、友人の勧めもあったが電車で向かうより楽だし安かったので、バスで会場に行くことにした。
新宿、上野、池袋、横浜、大阪などから発着しているらしい。
値段は往復5800円ぐらいだったかな。
片道茨城まで3000円弱で乗れると考えたらとても良い。

私は彩の国在住なので大宮発のバスを事前予約。
朝の6時集合(4時半起きだった)で座席指定は無くバスが満員になったら向かう、という流れだった。

PAで一度休憩を挟み、10時頃会場に到着。
お盆なので下りの高速が混んでいても仕方ない。

フェスで必要なもの・準備

テント張ってまったり系フェスでは無く
バンドは一瞬足りとも見逃したく無い系騒ぐ派フェスの民へ
個人的だけど、あったら便利な夏フェスの持ち物リストを作ったのでこれからフェスを控えている人は是非参考に。

持ち物リスト ★必須 ○あると便利
★ポーチ(先日からBUMPのグッズのウエストポーチを愛用)
★タオル
★スマホの充電器
★日焼け止め
・スポーツドリンク
(現地調達出来るけど、事前に家で2本ぐらい凍らせておくのがベスト)
○ドリンクホルダー
(私は持ってき忘れたけどやっぱりあった方がいい。
なぜなら凍らせておいたペットボトルの水滴が物凄い勢いで垂れてくるから)
★着替え上下
・フードタオル(日焼け防止にもなるし、芝生で寝っ転がれる)
・サングラス(芝生でお昼寝するとき眩しいから)
●Suica(モバイルも対応)
・レインコート(雨予報の場合)
・替えの靴(雨予報の場合)

フェスで持ち歩くのはタオル、ドリンク、充電器、日焼け止め、リップ(女子)があればOK。
私は被らないので上記には書かなかったけど帽子もあると便利。
(バケハもキャップも物販で持ってきてるバンドは多いから、現地調達でも問題無し。)
熱中症対策に塩分チャージの飴もあるといいね。

大型フェスではSuica対応しているところが増えてきたので、
キャッスレス化を測りモバイルSuicaに事前に5000円分チャージ
お財布を持ち歩かずにクローク代1000円も、フードドリンクも、グッズもSuicaで買えるのでSuica決済超オススメ。

会場到着

会場に到着し、まずは入場ゲートでチケットと引き換えにリストバンドに交換。
からのマップをチェックし、グラスステージ側のクロークに荷物を預ける。

クロークとは?
ポリ袋に荷物を詰めて預けるシステム。
フェスなら基本1袋1000円で出し入れ可能。リュック2つ分ぐらいは入るので友人とシェアしたりするにはベスト。

日焼け止めを塗り直し、準備バッチリ!
ステージを目指し、私の夏フェスはメロディックコアバンドから始まった。

Dizzy Sunfist

マイタイテのロッキンのトップバッターはあやぺた、いやま、moAi(もあい)の3ピースメロコアバンド「Dizzy Sunfist」!
何年か前からずっと見たかったので、ようやくライブが見れて嬉しかった。

「朝からメロディックコアバンドがライブするぞー!」

先日結婚・妊娠を発表したGt&Voあやぺた。
当初母子の健康を考えてしばらくは椅子でライブをすると言っていた記憶はあったが、サウンドフォレストの緑が心地よい朝一のロッキンのステージではピンクとオレンジのツートンの派手髪を振り乱し、妊婦だから大人しくするとか関係なかった。

一曲目から「Joking」で炸裂ビートをかまし、曲中に「妊婦だぞお前たちー!」と叫び、人生の10ヶ月間しか見られない「妊婦」としてのあやぺたは女性としても、パンクロッカーとしても最上級にカッコよかった。

Ba&Coのいやまちゃんのコーラスの上手さは百聞は一見に如かず、口コミ通りで驚いた。ベースの音も良かったなあ。
moAiさんのドラムの上手さがヤバイ。基盤も土台もきっちりしてて、フロント2人を片腕で1人ずつ支えているようだった。

この後、SHANKがどうしても見たくていやまちゃんに「今日早起きしたんやろ?7時とか8時に起きたんやろ?お疲れ様!」って言われながらサウンドフォレストからフェードアウト。

カッコよかったな、、、次回、機会があれば最後まで見たい!

SHANK

CDJ1718ぶりなのでライブを見るのは1年と半年以上ぶりになる。
2番目に大きなレイクステージに移動し、リハも終わり、ライブが始まるとぞろぞろと前方には人が流れるように入ってきた。

「Set the Fire」から始まり、大好きな「Good Night Darling」でははち切れるようにモッシュに突っ込んだ。

「ちょっと暑いけど晴れてきたね」と涼しい曇り空から天気の神様が味方したのか「Weather is beautiful」でお日様が姿を表し、
「Frustration」「Life is...」「Take Me Back」ではフロアはスカダンの嵐が巻き起こるメロコアバンドっぷりを見せつけられた。

「15年やってるけど、今だに時間の測り方がわからない。来年僕らがこのステージにいる保証は無いけど、バンドは続きます」と残り3曲演奏し、太陽が味方したメロコアバンドのステージは終了。

リハも含めると合計18曲ほどやっていたのでフェスにしては曲数はかなり多いと思う。曲自体の短さもあるだろうが、曲の繋ぎ方が上手いのかな。

SHANK特有の激しい哀愁は、夏の日差しで溶けていた。

セットリスト
1.Set the Fire
2.Departue
3.Good Night Darling
4.Life is...
5.Frustration
6.Movie
7.Movie
8.Weather is beautiful
9.Wall Ride
10.Hope
11.Take Me Back
12.#8
13.Wake Up Call
14.Honesty
15.Stop the Crap

休憩

ここでお昼を食べるついでにお互いタイテに空きがあった友人と合流して友人はお酒と焼き鳥を片手に、私は牛すじ丼を片手にベンチに座り談笑。


こうやって暇時間が出来たらちょうど暇な友人と会うっていうのがぼっち参戦のいいところ。
というか、友人と参戦しても同じバンド見てもはぐれるし、そもそも別行動になるのでライブ仲間と行くときは初っ端からぼっち行動することが多い。

目当てのバンドを見に言った友人と別れ、私はいちごけずりを食べてから芝生で
1人お昼寝。
去年買ったドロスのVIP Partyのフードタオルがようやく大活躍(普段はバスタオルにしている)

[ALEXANDROS]

本日のお目当て。
野外での昼間のドロスは4年ぶりみたいだ。
(トリだったりRSRに行った時は夜の9時と夜中の出番が多かった)
いつも通り、下手前方で待機。

夏フェスの衣装であるサン・ローランの半袖の柄Yシャツを着たメンバー3人とキーボードROSE、サトヤスの代打でBIGMAMAのステージを終えたリアドが登場し久々に「Buger Queen」からライブがスタート。

「Adventure」の雨ソングで観客のシンガロングからドロスの本格的な夏フェスが始まる。
真夏の「Starrrrrrr」では星空が降るような洋平の白のストラトキャスターの音がカラっと弾けていてとても良かった。

「改めまして[ALEXANDROS]と申します!二年ぶりのロッキン出演です。
今まで出たロッキンで一番過ごしやすいです!曇り空で晴れとは言えないけど、自然を感じられてとても貴重な経験をさせていただいてます。」

モニターに映る客席は何万人のもグラスステージを埋めていた。
まだライブには通っていなかった頃の[Champagne]の時、何気なく彼らのバンド名を目にしたフェスのタイテは確かロッキンだったのかな。

こうして積み上げてきたのが何万人を埋めるグラスステージってカッコいいよなあと思いながら見てた。

川上の挨拶を終えるとライブへ戻り「Mosquito Bite」へ。

そう言えば、Ba磯部の膝骨折はまだ治っておらず(37歳だし骨折は年齢的にもまあそう簡単に治らないよね)座りながら頭ちぎれるぐらいのヘドバンで暴れていたがたまに「そろそろ治るぜ!」とい感じで立ったりしていた。

「暴れたい奴は暴れて、おとなしく見たい奴はそれでいい!」

「Kick&Spin」
では音源ではイントロからバスドラムはないが、いつの日からかライブではバスドラムを刻んで煽るようになった。このアレンジ爆裂最高すぎる。
ドロスのライブアレンジまで再現してくれるリアドには大変感謝。

「あまりフェスでやらない曲をやってもいいいですか?」と言うと「PARTY IS OVER」へ。
洋平が「僕のつまらない場所」でツアーから変わらず何万人のも前で自身の息子(オブラートに包んでもわかるよね笑)を指していて、さすが下ネタ大...川上洋平だなって思った。

爽やかなメロディが印象的な新曲「月色ホライズン」では「飛行機の窓から世界を眺めた」と言うフレーズで洋平が「あ、飛行機!」とひたちなかの青空を指すと一機の飛行機が愉快に飛んでいた。
爽やかで涼しいこの曲は、びっくりするぐらい夏に似合ってた。
海風に当たりながら炭酸を飲むような、そんな爽快さを感じた。

「ラスト一曲歌ってくれますか!」と最後は先日MV1億回再生を突破した名曲「ワタリドリ」を洋平が新作グッズのフードタオルを被りながら一曲丸々歌いきった。

今まで涼しい曇り空だったのにワタリドリの時だけ西日が照ってきて、
洋平が下手の一番端っこに来た時に柔らかな西日が洋平を照らした。

私の目にしか残っていないあの画はとても綺麗だった。

西日と洋平の共演は夏の終わりを知らせるように儚くて美しかった。


今日のライブを見て、ドロスが音楽シーンのスタンダードになるど真ん中にいるんだな、と感じた。

セットリスト
1.BugerQueen
2.Adventue
3.アルペジオ
4.Starrrrrrr
5.Mosquit Bite
6.Kick&Spin
7.月色ホライズン
8.ワタリドリ

マキシマムザホルモン

そして本日の2つ目のお目当ては、二年ぶりのホルモン!
性別、年齢関係なく「ライブキッズ」として受け入れてくれるのはホルモンだけ。

いつものSEではなくポップなおちゃらけサングラスをかけ、何故かダイスケはんが首のサポーターをつけながらドラムを叩き、フリフリの赤いミニスカを振りまきながらどセンターでナヲちゃんが踊るMV再現の「拝啓VAP殿」からライブがスタート。

困惑しながらも一曲終了し、一旦メンバーが退散すると着替えていつものSEで再登場!
初っ端から「恋のメガラバ」からノンストップで踊り狂い始める。

ヘドバンとヘドバンの間に挟まれる強制ヘドバン(最高)、休む暇なくモッシュピット(最高)、四方八方にサークルができるとサビで突っ込み(最高)、流れに身を任せて暴れ倒した(最高)。

ナヲちゃん「ロッキン20周年おめでとう!初めてフェスに出させてもらったのがJAPANだったからこのフェスには思い入れがある。こんな可愛子ちゃん達を拾ってくれたのがロッキンと高松のモンバスだった。渋谷くんありがとう!あと山崎くんもカッコよくて背が高くて。。。」

ナヲ「だいたい今日のグラスステージのメンツやばくない?きゃりーぱみゅぱみゅ、[ALEXANDROS]、でホルモン笑 きゃりーちゃんの顔は膝小僧だし、洋平さんの顔なんてこんくらい(爪)だからね」

なんか走った後みたいに疲れてんだけど...あ、前回出た時もそうだったんだけど楽屋が2階だからだわ。うちら結構歳いってるからね。次からは若手は楽屋2階にして!」とまあまあ納得いくクレームグラスステージからつける。

...と、ステージ横からダイスケはんがフードタオルを被り、何かに着替えて来た。


それ、さっき川上洋平が着てた星柄のYシャツとフードタオル!!!


この流れではダイスケはんが川上洋平が着ていた服を着てみたら全然似合ってなくてナヲちゃんと観客が突っ込むという流れが理想だったと思うが、
まさかの似合ってしまうという致命的なハプニングが勃発。

ダイスケはん「アレキサンドロスです!主食はワタリドリです!」
ナヲ「あいみょんです!マリーゴールドです!」

といじり茶番を繰り広げ、2曲ほど演奏すると最後の曲に。

ナヲ「やりたいことあるんですけど、地元八王子で何年もやってるのにめちゃくちゃ流行ってない恋のおまじないををやりたいと思います。
何年もやってんだけどね!
時間ないから説明なし!こう、こう、こうだから。こんなかで5人ぐらい知ってるから周りの状況見てやってね!スタッフもやるんだよ!」

ナヲ「これやった人はライブのチケット全部当たるから!一番嫌なチケットがご用意されませんでしたメール来ないから!やらなかった人は消費税100%!」

とお決まりの「恋のおまじない」で「麺カタ!こってり!やったー!」からの「恋のスペルマ」で大盛況の中ホルモンと腹ペコのステージが終了した。

久々のスペルマダンスも、左回りも、最後のヘドバンも、我を忘れるぐらい楽しかった〜!!

こんなにサークルのモッシュも素直に楽しいと思えるのがホルモンだけなんだよね。
腹ペコの皆様がライブの楽しみ方を熟知している人が多くて、サークル作るところもバッチリだし、モッシュは全然痛くないし、靴紐ほどけたら結ぶスペース確保してくれるし激しいけど安全で優しい!
(正直SHANKのモッシュはぶつかり合いの半ば暴力で痛かったから途中から横に流れた。笑)

セトリはロッキンの公式クイックレポでは非公開だったのでTwitterとかで調べてください。笑

二年ぶりのホルモンで暴れ倒した結果、HP0になりました。


ていうか川上洋平いじってくれてありがとう!(ドロスガチ勢)

帰り

ホルモン終わりに会うのを忘れかけていた友人と連絡を取り最後の最後で合流。
友人のテントを畳むのを手伝ったが、やり方がわからず私は手持ち無沙汰だった。

忘れらんねえよの柴田さんのDJを見て帰るつもりが、ホルモンでHPを使い果たし、きっと流してくれるであろうワタリドリで騒げる自信がなかったので大人しく荷物を受け取り7時ごろ会場を後にした。

...と思ったら帰りのバス乗り場に向かう途中、案の定BUZZステージからワタリドリが流れてきた。

だいたい次の夏予定も埋まっている自分としては、ロッキンの終了=夏が終わることに対して珍しくこの会場を離れるのがさみしくて余計感傷的になった。

帰りの大宮行きのバスで爆睡し、花火を見れずに帰ったのは後悔したがまたいつかフェスで花火を観れるだろうという期待を胸に、次の楽しみとして取っておくことにした。

エモい夏フェス最高

実は、学生の頃数年前バイトでロッキンに行った。
学生最後の夏の思い出を作りたくて。

当時音漏れだった「ワタリドリ」が数年後、客として聴けたのが嬉しかった。

フェスのバイトで行ったロッキンを超えて社会人になってから夏休みを利用して行ったロッキンはエモかった。

最後の最後で「ワタリドリ」に夏の終わりを告げられて寂しかったけど
何度も何十回も聴いたワタリドリの中でも最上級のワタリドリになった。

野外フェスは2年前のRSRぶりかな。
やっぱり夏フェスっていいなあって思えたし楽しかった。

ありがとうロッキン、ありがとうひたちなか!!


私の夏が終わってしまった。


残りの夏を、どうやって生きて抜こうか。


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