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【桃色の絶対領域】神サイが好きなのでSexyZoneの新譜を買った話

音楽番組「シブヤノオト」にて

司会者「神サイならSexyZoneにプロデュースするならどんな楽曲を提供しますか?」

柳田さん「僕たちは『桃色の絶対領域』という曲を...」

ケンティさん「絶対提供する気無いでしょ!」

神サイ「あははは!」

セクゾ「あははは!」

神はセクシーゾーンを振らない「あははははははははは!!!!!!」

この時、神サイファンの私は「天下のジャニーズ相手に何ふざけとるねん」しか思っていなかったのだ—


というわけで神サイ柳田さんプロデュース曲聴きたさにSexyZoneの新曲「夏のハイドレンジア」の初回B盤を買いました。記憶上ジャニーズのCDに手を出すのは小学生か中学生の嵐以来、10数年ぶりの快挙。

ぶっちゃけ今までなら「1曲のために1000円出すのか...」っと思ってたんですけど「ま、記念すべきジャニーズ曲提供だしCD買ってもいいかー」と割とすんなり買いましたわ。ジャニーズブランド強い。

手にとった瞬間、ジャケットから溢れるキラキラオーラの眩しさに圧倒されながら「これは私の住む世界では無い...」と思いながらも開封。バンドのCDは山ほど持ってますが、ここまでジャケットからキラキラしているのはさすがアイドル...

メンバーの顔と名前は大体一致している(はず)のですが、実はちゃんと楽曲を聴くのは初めてで、メンバーの歌声は正直分かりかねます。ごめんねセクシー...(とりあえずセクシーを使えばいいと思っている)

圧倒的にセクゾ人口が多いことは確かなので、少数派であろう神サイ目線で「桃色の絶対領域」の感想なりどういうところがよかったか解説したいと思います。

まず神サイってなんですかって人へ

最初に神サイのことを説明すると、福岡出身の4人組ロックバンド。代表曲であるバラード「夜永唄」が大バズの歴史的ヒット。

バンド好きの早耳にしたら「秋明菊」で名を知らしめた感じがありますね。ここからライブハウスやサーキットへの出演が増えます。

(「秋明菊」は前事務所の時に出した曲なのでサブスクには無いのですがYouTubeで聴けます)

どのアーティストもそうですが、ただライブを多くこなすだけで売れるわけでもデビューできるわけでもありません。TikTokのバズがきっかけで彼らはブレイクしたのですが”SNSでたまたま売れた”のではなく、機材車で全国各地自らの手で何千km運転してライブしに行き努力を積み重ねたからこそ”売れるべくして売れた”と思っております。

情景的で奥ゆかしい曲からキラキラポップスな曲が出来るとは思いにくいと思う方へ、いくつかハードな曲もありそのうちの1曲の「パーフェクト・ルーキーズ」を紹介。ロックバンドらしい疾走感とパワーみなぎる1曲です。

神サイの強みはフロントマンである柳田さんの力強くも儚い歌声と静寂と動機で、”歌”を軸に置いて曲を作るのでどちらのテイストに割り切っても強いんですよね。

もしセクゾのファンの方で「神サイの他の曲も聴いてみたい」という方も是非。神サイ自体が日本語の美しい世界観を持つバンドなので、ロックサウンドが苦手な方でも聴きやすいので、YouTubeで出てきた曲を片っ端から聴くのもいいと思います。

桃色の絶対領域

まずは歌メロが完全に神サイ。「知っていくほど」の後の「Ah~ha~」のコーラスや、Bメロの「虚しさを重ねて〜」の上がり方とかメロディの癖が現れてますね。

これマジセクシーって思ったのがAメロでメンバーがウィスパーボイスっぽく歌っているんです。

ウィスパーボイスとは息を多く含んだ歌い方のことで、女性ならCharaさんや手嶋葵さん、男性はEXILEのATSUSHIさんや凛として時雨のTKさんが歌によって使ってます。耳に残るハスキーボイスよりは瑞々しく潤った歌声ですね。

そもそもジャニーズメンバーでウィスパーボイスを武器にする方はかなり珍しく、ミックスボイス(地声に近い声)で歌う方が多い印象。

柳田さんの歌声の特徴と言えば力強いウィスパーボイスが魅力。歌い方をぎーくんに寄せているところにリスペクトを感じます。ウィスパーボイスって触れては消えてしまうそうな雰囲気になりがちなんですが、さすがは天下のアイドル、官能的で色気たっぷりに歌い上げます。素直に凄いっすわ。誰パートなんだろう?


そして神サイっぽいなと思いながらもびっくりしたのが編曲で白馬のキラキラ王子様サウンドになっている...!

ジャニーズすげえ!

ジャニーズすご!!(2回目)

率直な感想「ジャニーズすごい」。ここまでキラキラした神サイは初めて聴いた。

サウンドに関しては神サイ要素がもはやゼロ。「桃色の絶対領域」は神サイの重厚で涼しげなバンドサウンドとは全く対照的なんですよ。ただこれが神サイにとって新境地でよかったのだと思います。

リードのギターはアロハっぽくてベースラインはウッドベースっぽくて陽気、だけどドラムパターンは崩さず王道で、他にもラッパ入れたりと使った楽器の雰囲気からみるにジャズ寄りなんですね。

歌詞のテーマが「大人のエロい恋」なので、完全にJ-POPに振り切ったというよりはジャズ要素を含めて夏の大人っぽさも演出したかったのかなと。まずタイトルが「桃色の絶対領域」の時点で下心丸出しなんだけど(笑)

そんな夏のギャルのキラキラサウンド(勝手につけた)だけど、2Aメロの後にちょっと入るギターのカッティングが神サイっぽいを感じます。作り手の癖なりは要所要所に感じますね。


サビの「Oh My Darling,No No No〜」と「Tick-Tack Tick-Tack ランデヴー」のフレーズ、いいですね。耳に残るし振り付けもしやすい、直後の「桃色に染まる」もメンバーの見せ場になるだろうし、ライブでやった時の曲として考えて作られていると思います。

これはなんとなくなんですけど「TikTok」でバズったバンドなので「TikTok」と「Tick-Tack」をかけてるんじゃ無いかと思ってます。


当初フリップにえっちな絵と捉われがちなイラストが書かれてましたが、想像通りえちえちな歌詞でしたね。

というわけで神サイにもえちえちな曲があるので、合わせて聴いたらいいのではないかなと思ってます。この曲はロックテイストが強いです。

セクシーサンキュー

「シブヤノオト」見た時は超ふざけてんな〜って思ってたけど、まさか音楽番組からコラボが実現するとは思ってなかった(笑)

果たして神サイが「桃色の絶対領域」をセルフカバーする日が来るのか、はたまたSexyZoneの6人目のメンバーとして柳田がメンバーカラー桃色を背負ってバックダンサーをする日が来るのか?

乞うご期待(?)

ジャニーズとロックバンドのクロスオーバー、めちゃくちゃいい方向に転がっててファンとジャニスタッフの懐の深さを感じる。

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手元にある神サイのCDと並べてみました。私の言ってるセクゾのキラキラ感分かります...?


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