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#1 お前はまだ本当のバズバンドを知らない

今回はよりアンダーなルーキーバンドに特化し、各ネクストブレイクランキングでもまだランキングインしていなかったり、音楽ブログなどであまり紹介されていないインディーズバンドを、”今年バズる”ではなく”数年後バズる”を見据えて私が勝手に紹介!

↓ 前回のネクストブレイクバンド紹介はこちら

1.驚異のスピード感と熱気渦巻くメロコアバンド「1st crack」

北海道発、メロコア3ピースバンド「1st crack(ファーストクラック)」。
北海道の大人しく澄んだ空気から産み出されたとは思えない、目が覚めるほど熱く前向きな勢いのあるパワフルなサウンド。

特徴はまさに”亀裂”を入れるような中性的なハイトーンボイスと、密度の高いエネルギッシュでボリューミーな音。

メロコア界隈が何故騒がない!?と思うぐらいにいいバンド。

2.青春のセンチメンタルロック「LOFT」

同じく3ピースバンド、群馬県太田市発の「LOFT」。メロコア、ギターロックを中心とした楽曲を発表。

先ほど紹介した「1st crock」とは対照的に、哀愁の残像が漂う、青春の儚さが滲み出るエモーショナルなサウンドがより胸の熱くさせる。

勢いに乗ったらすぐスパーンと飛んでいってしまう感じ。ライブハウスで浴びたい音。

3.魅惑のカメレオンバンド「ヨルガヲ」

大阪発オルタナティブバンド。王道のギターロックから、都会に染まるシティポップまで、多彩なジャンルの曲を作り上げるスタンスはまさに”カメレオン”。

個人的には「Late Show」の都会に染まる大人の夜時間を演出したブラックミュージックテイストが好き。とろりとした主役級のベースがたまらない。

この類はじんわり広がって気がついたら人気出てそう。

4.気怠さと、女々しさと、青臭さと。「ペルシカリア」

埼玉発ロックバンド。あいみょんやクリープハイプなどに近い、人間の内側の生々しい感情を綴る才能に長けてる。

確信的なことはないのだけど、なんか売れそう。売れそうって言うか、引っかかりそうって言ったほうが正しいかも。

人間の泥臭さとか、元カノを忘れられないあからさまな女々しさとか、日常や情景を具体的に書いた歌詞とか、凄く引っかかるんですよね。
岡崎京子作品を読んだ後のような、生きていることに対してのなんとも言えない怠い感情に近いものを感じる。

ツイッターのヘッダーのコバトン風の鳥が狂気感じて地味にヤバイ。

5.圧巻のカリスマ性!衝撃のオシャレ高校生バンド「脳内狂騒」

仙台発オルタナティブバンド、正体はなんと高校生!ジャズやロックまで、どの音楽ジャンルにもなりきらない、洗練されて尖ったカリスマ性のあるバンド。

存在感のあるピアノ、澄んだサウンド、変幻自在な色気のあるボーカルの表現力に耳が奪われる。

昭和のキャバレーのような煌びやかでエモーショナルな時代感から椎名林檎(東京事変)に影響を受けていることは分かるけど、実際に彼女彼らがどんな音楽シーンで育ってきたのかが不透明なのが、好きな音楽を選べて聴ける時代ならではかなと。

ライブ映像があまり上がってなかったので、これからに期待。

6.琴線に染みるストレートなロック「ammyeleo」

兵庫の姫路発3ピースバンド「ammyeleo(アミーエレオ)」。今回紹介した中では一番勢いがあるかな。

深みのあるエモーショナルなギターロックサウンドに、”永遠などない”と歌う切ない歌詞が今の私たちと重なり、共感を呼ぶ。

飾らないストレートな音楽が、ティーンに人気出るのでは?と予測してます。
兵庫のバンドは2ピースガールズバンド「グスタフの寝癖」も推していて、最近は兵庫のバンドシーンに注目してます。

7.メローでクールな脱力系ほろ酔いバンド「ステエションズ」

今回紹介したなかでも特にイチオシ 、関西を中心に活動中「ステエションズ」。
大自然の中でお酒飲みながら音に酔いしれたいフジロック系。

R&B、シティポップ、シューゲイザー、ギターロックなどの雑多なジャンルを取り込み、綿菓子のような甘くて包み込んでくるようなウィスパーボイスと、泡風呂のような浮遊感のある幻想的なサウンドに気持ちよく溺れる。

半身浴に、おうちカフェに、たまには駅から歩いて帰りたい時に、ゆったりチルタイムにオススメな音楽。

コンセプトは「何このバンド?知らないんだけど(笑)」で終わらせない

この記事読んでくださる界隈の方はよく世間一般の話で

「おすすめのバンド教えて!」
「Fear, and Loathing in Las Vegas」
「何語?」

みたいな会話しょっちゅうあるじゃないですか。で、バンド名覚えられなくて、結局聴いてくれないこともしばしば、と言うかほとんど。

有名音楽ブロガーさんが紹介してたから、テレビに出てたから、TikTokでバズってたから、そのバズのきっかけになる前の「知らないから聴かない(笑)」の壁を越えさせたい!

その一心で今日も綴ります。



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