見出し画像

スペシャルティコーヒーって本当に美味しいの? 〜Coffee Reverbの扱うコーヒー豆について②〜

こんにちは。Coffee Reverb代表のスミタです。当店で扱うコーヒーについて、第2弾です。

Coffee Reverbで使用しているコーヒー生豆は、今のところ全てスペシャルティコーヒーです。馴染みのない言葉かもしれませんね。スーパーやカフェ、コーヒー屋さんで「ブラジル」「エチオピア」など、国の名前が銘柄として扱われている豆を見かけたことがありますよね?たとえば「ブラジル」だったら、ブラジル全土から集められた生豆が一緒くたにされ、品質の高い豆もそうでない豆も混在している、いわば玉石混交といったものです。

すると、一部の熱心な生産者さんはこう考えるのです。「他のものと混ぜられない良いものを一生懸命作って、高く買い取ってもらおう。」そうして作られた品質の高い豆がスペシャルティコーヒーです。どこの国の誰がどの農園で作ったものかまで分かります。広い農園の中の、標高何千mのどこの区画で作られたものかまで分かるものだってあります。

昔はどこの国で獲れたかまでしか分からない生豆、すなわちコモディティコーヒー豆しかありませんでしたので、今は本当に良い時代ですね。生産者にとっても、消費者にとっても、我々ロースターにとっても。スペシャルティのマーケットを作ってくれた諸先輩方には感謝しかありません。とてもありがたいことです。

では最近増えてきているスペシャルティコーヒー専門店だったら間違いないのか?そんなことはありません。いくらハイグレードな生豆でも、それを台無しにするのはとても簡単なことです。たとえば高級なステーキ肉を買ってきても、焦がしてしまったら元も子もないですよね?素材をどう料理するかが、我々ロースターの腕の見せ所というわけです。

逆に、コモディティは皆美味しくないのか?これもそんなことはありません。僕はコモディティを美味しく焙煎・抽出してくれるマスターをたくさん知っています。「参りました」と言わざるを得ないほどの超凄腕の方だっています。コモディティにはコモディティの美味しさがあるのです。

にも関わらず、なぜ当店で扱うのは全てスペシャルティなのか。それには理由が2つあります。まず1つは、抽出(ハンドドリップなど)が簡単だからです。当店では元々高品質なスペシャルティ生豆の持っている美味しい成分だけを引き出すよう焙煎しています。きつい苦味や酸味などの美味しくない成分は入っていないと思っていただいて構いません。ドリップに気を遣わなくても、美味しい成分だけが抽出されるので、慣れていない方やこれからドリップを始める方などにはうってつけです。コーヒーメーカーを使っていただいても全く問題ありません。

もう1つの理由は、生産者の方々に適正な賃金が支払われるからです。残念ながら、世の中で取引されているコーヒー豆の中には、不当に買い叩かれているものも非常に多いのです。それに対してスペシャルティコーヒーでは「サスティナブル」(=持続可能)であることも大事なキーワードになっています。高品質なものに適正な対価を支払うことで、我々は将来も美味しいコーヒーを飲むことができるのです。

今日はCoffee Reverbが扱う素材、スペシャルティコーヒーとそこにかける想いをお話ししました。読んでいただきありがとうございました。

https://coffee-reverb.shop/items/5fd308a3b00aa32e5d712547
↑こちらから何かしら書いていただけると、店主スミタがあなたにピッタリの豆をお選びいたします。どんな時に飲みたいか、好きな食べ物や嫌いな食べ物、こんな気分になりたい!なんでも大丈夫です。文通感覚でコーヒーを楽しみましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?