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嫁にまつわるハナシ

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私と嫁のやりとりの記事となります。 週に一本以上は更新される予定です。 夫婦に興味のある方が主な対象です。
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2024年1月の記事一覧

夫婦でこねるパン作り【後編】

ぼくたちは自宅でもパンをこねる。 ABCクッキングスタジオに通ってよかったこと。 それはぼくでもパンが焼けるようになったこと! ここだけの話ですけど 10回くらいABCのパン教室に通った人なら 自宅で美味しいパンが作れてしまうんです。 趣味レベルのパン作りというのは 作る工程も楽しいし、ストレス解消にもなる。 そして出来立ての熱々パンを淹れたて珈琲と 一緒に食べれるという幸せ感満載の特典付き。 ついでに言うと、パン作りの材料というのは コダワリの物を揃えなくても美味

好きなひとの笑顔

我が家の嫁ちゃんはいつもニコニコしている。 厳密に言うと、ムッとしたりすることもある。 でも記憶を辿った先の嫁ちゃんはいつも笑顔。 ぼくはこの表情にいつも心を浄化されている。 ・・・ 私たちは好きなひとの笑顔があれば幸せ。 ここでのポイントは「好きなひと」という所。 つまり片想いだっていいんです。 その対象がアイドルだろうが二次元だろうが たとえ自分の手が届かない対象であろうとも 自分が好きなのであればそれで幸せなんです。 もちろん、両想いになったり結婚できるなら

旦那のまくら

ここだけの話ですけど 私はかなり健康体です。 インフルエンザは未だに罹ったことがないし 運の良いことに、コロナにも罹っていません。 ついでに言うと5年位風邪もひいていません。 (え?何とかは風邪をひかないって?) ほとんど毎日身体を動かしているためか 筋肉もほどほどついてますしお腹だって (まだ)出っ張って来てはいないのです。 これもひとえに丈夫な体に産んでくれた 両親のおかげ。特に母。ありがたいです。 そして日々、最高な食事を作ってくれる 嫁様のおかげ。毎日感謝し

伝え方の話【No.4 つまらない話】

つまらない話と言えば校長先生。 全校集会で(早く話終わってくれ)と 生徒から念じられた率は95%を超えるとか。 いや、これはもちろん空想です。私の妄想。 私は校長先生を「話のつまらない人」と よく引き合いに出していますが 別に校長先生に恨みがあるわけではありません。 私が語るのは架空の校長先生だと思って下さい。 気分を悪くされた校長先生がいたら御免なさい。 それに、これは後々分かったことですけど 校長先生は何も好き好んでつまらない話を しているわけじゃないんですよね。

欲望のバースデイ(二日目)

「今から歩くけど、一緒に来る?」 午前6:30 前日の疲れとサウナで思ったより爆睡したぼく。 目を覚ますと嫁ちゃんが普段着に着替えていた。 「え?なに・・・?歩くって・・・?」 寝ぼけた頭をうごかしてみる・・・ ええっと、ぼくたち夫婦は 嫁ちゃんの誕生日企画で 仙台に旅行中である。 ここはホテル。ドーミーインホテル。 朝早く、嫁ちゃんが散歩に誘ってきた。 「ほら、私たち昨日食べ過ぎたからね。 朝食のためにも少し歩こうかなって」 「ああ、ああ、たしかに。賛成、賛成

欲望のバースデイ(一日目)

「きょうから二日間、食欲解禁です」 人は欲望に身をゆだねるとどうなるのか。 忘れていた記憶を思い出した二日間です。 ちなみに大好きな仙台に行ってきました。 ・・・ 一日目:昼食 「日本一のナポリタン&ハンバーグ」 日本一のナポリタンを提供してくれると 噂に名高いレストラン「HACHI」へ到着。 もっちもちの生パスタがプリプリと美味! 熱々のナポリタンはシンプルな具材なれど 奥深い美味しさ。フォークが止まらない! しかし特筆すべきはパスタ上部に鎮座する ハンバーグ様

嫁。誕生日。旅行。

「今年の誕生日、何か欲しいものある?」 寒波と共に嫁ちゃんの誕生日も訪れる。 実は我が家での誕生日はプレゼント制。 好きなものがあればそれを贈る方式だ。 「うーん、別にないかなぁ・・・」 猫のように天井の隅を見据えた嫁ちゃんは 思いを吐露するように言葉をしぼり出した。 なんだって、欲しいものがないだってぇ? これは予想外。不可思議。未曽有の事態。 「じゃあ、お高めの外食とか、どうかな?」 「外食・・・ラーメン・・・麺類?・・・」 今度は床を凝視してぶつぶつと呟き

くだもの。パナマコーヒー

最近の私の密かな楽しみ。 高級珈琲開封の儀。 正月に『珈琲問屋』で購入した 珈琲福箱、約6000円也(高ッ)。 中身は7種類の高級珈琲豆。 先日は、その7種類の中から ゲイシャ・コーヒーを開封して超大当たり。 今回はパナマコーヒーを開封してみました。 このパナマコーヒー、正式名称は・・・ パナマ クアトロカミノス オルケタ 1 パカマラ ナチュラル 長いッ!!攻撃呪文か!!舌噛むわ!! ちなみに 「クアトロカミノス」は地域の名前で 「オルケタ 1 パカマラ」は農園

新春新作料理

「アンチョビを使いたい」 朝食の準備中 冷蔵庫を整理していた嫁ちゃんがぼやく。 アンチョビの賞味期限が近いようだ。 「じゃあアンチョビパスタはどうかな」 すかさずぼくは料理のリクエストをする。 嫁ちゃんの作るアンチョビパスタは絶品。 家庭で出していい味じゃない料理の筆頭。 うう、思い出したらまた食べたくなった。 「パスタかぁ・・・うん。アレやってみるか」 なにやらブツブツと独り言の嫁ちゃん。 これはなにかしらひらめいた顔である。 「なに?いい料理でも思いついたの?

夫婦でこねるパン作り【中編】

予想以上に楽しい。パンをこねるのは。 かくしてぼくたちは月2回のペースで ABCクッキング(以下ABCと記載する)の パン教室に通うことになった。 これがまあ、楽しい。 まず、準備物が少なくていい。 パンの材料は100%ABCで用意してくれるので エプロンとハンドタオルだけ持っていけばOK。 キッチンの雰囲気もすごくいい。 2時間でパンを作るので時間的にカツカツだが 殺伐とした空気は一切感じられずむしろ穏やか。 その大きな要因は「先生」にあると思っている。 「先生」

夫婦でこねるパン作り【前編】

「見てよ夫くん。パン教室やってる」 ぼくたち夫婦は買い物が大好き。 何を買うってわけでもないけど 足の向くまま、気の向くままに 色々な店を冷やかすのが大好き。 とある大型ショッピングモールに立ち寄った際 嫁ちゃんの視線を奪って立ち止まらせた場所。 それがABCクッキングスタジオである。 通路から100%見渡せるガラス張りのキッチン。 ストリートバスケができそうな広さのキッチンで 可愛らしいエプロンを着けた数多くの女性たちが 白く清潔で長方形のテーブルでパンをこねてい

はじめてのふたり料理

「煮込みハンバーグを作ろう!」 結婚前、嫁ちゃんとはじめて作った料理 煮込みハンバーグ。 どうしてそのチョイスになったのかというと ぼくが、ハンバーグ大好きだから。 大抵の男ってのは カレー、ラーメン、ハンバーグ、あと焼肉が 好きすぎてしょうがないんです(暴論)。 さて、はじめてのふたり料理にかかった時間は 二時間overとなりました。 11:00に一から作り始めて出来たのが 13:30という時間かかりすぎ料理。 「こんなに時間かかっちゃったねあはは」 なんて能天気

牡蠣小屋の思い出

ぼくは牡蠣が好き。 牡蠣フライもいいけど特に生牡蠣が大好き。 海の旨味をギュギュっと凝縮されたような とろける濃厚すぎる味、ひろがる磯の香り。 大変美味しいのだけどいかんせん癖がある。 とくに、生牡蠣は「当たる」リスクもある。 なので牡蠣好きだって人はそうそういない。 ・・・ 「え、私も牡蠣好きだよ?」 結婚当初嫁ちゃんがしれっと言ってのけた。 しかも生牡蠣も余裕で食べれるとまで言う。 いやいや、まてまてそんなわけないじゃん。 そんな都合の良い話なんてある?ないよ

ブリ大根とアライグマ

「今夜はブリ大根よ」 僥倖。なんという僥倖。 新年初ブリ大根が食べれるという希望は こんなにも心を軽やかにするものなのか。 朝から最高の気分で仕事場へ向かうぼく。 黙っていても笑顔が止まらない。今日も ウキウキに仕事をこなして颯爽と帰宅だ。 実はぼくはブリ大根が好きではなかった。 「ええ…魚に、大根?なんかしょぼい…」 色合いも地味だし味もしょっぱい。 おまけに魚も煮詰まって身が固い。 これのどこに美味しい要素がある? 自分でもわがままな子供だったと思う。 ある