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嫁にまつわるハナシ

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私と嫁のやりとりの記事となります。 週に一本以上は更新される予定です。 夫婦に興味のある方が主な対象です。
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記事一覧

〇〇さんと結婚して良かった!

この記事は「仲良し夫婦サークル」の 33回目の企画記事です。 私が子供のころって道行く女性がみんな キラキラして見えたんだよね。 学校の先生もキラキラしてたし お店のレジの女性もキラキラしていた。 友達のお母さんもキラキラ輝いてたしさ 実の母親でさえ、キラキラしてたんだよね。 あぁ、でもウチのおばあちゃん(父の母親)は キラキラしていなかったな… たぶん、祖母くらいに歳が離れていると 「女性」と認識していなかったのかもしれない。 いやまて… 同級生の女の子も別にキラキ

悪魔が来たりて…

ぼくは踊った。 いや、踊っていた。 背中に羽根が生えたように体は軽くなり 腕が、胸が、背骨が持ち上がっていく。 雲を踏むようにステップが止まらない。 口角までもが不自然に持ち上がってきた。 涙と涎と、沢山の鼻水が止まらない。 頭の中にはこれでもかと警鐘が鳴り響く。 これは良くない、体と頭の自由が利かない。 だが痺れ。全身を覆う甘い痺れ。 委ねたい。ダイブしたい。快楽の海へ。 だめだ。まだだ。あと一息。 自制心を総動員させて、啜る。 悪魔のように熱く、黒

うっかりキョーフ体験

『今仕事終わったよ。すぐに帰るね』 ぼくはこのように、仕事が終わると速攻で 嫁ちゃんにLINEを送っている。 すると「了解」の意味合いを持つ スタンプが嫁ちゃんからポン!と送られてくる。 これがウチの仕事終わりのいつもの光景なのだ。 いつからこうしているのかは忘れてしまった。 ただ、過去に数回だけ 仕事終わったよLINEを忘れたまま帰宅 したことがある。 そのときの嫁ちゃんのキレっぷりといったら ちょっとハンパではなかった。 怖いけどそのあたりを記してみようと思う。

はぁ~ぺったんぺったん

「私、結婚するとき夫に条件出したの」 滔々と彼女は語りだした。 私をお金で困らせない事。 私に嫌な思いをさせない事。 私の意見を最大限尊重する事。 そして、必ず私を幸せにする事。 なるほど条件付きの結婚か。 そんな結婚観もあるのだな。 彼女は結婚から数十年経った今でも 夫から変わらぬ愛を受けているという。 しかし私には響かなかった。 共感も、羨望も、嫉妬も、何も湧かない。 どこかファンタジーめいた感覚だけが 私の体を通り過ぎた。なぜだろう。 ・・・ 結婚は人生の餅

彼と彼女のカレー可能情報

「夫くん、これも・・・入れちゃうよ。ふふ」 「や、やめろぉおお!!早まるなあああ!!」 ・・・ 私の得意料理のひとつ、カレー。 もちろん、市販のルウを使って作るカレーだ。 ここ日本はカレー先進国。 どのメーカーも鎬を削り、低価格・高品質の ルウを競って市場に出してくれる。最高かよ。 おかげで私はパッケージの説明通りの手順で いつでも高品質のカレーを作ることができる。 ウチで絶賛するルウは「ジャワカレー(辛口)」 味の深みと奥行きが素晴らしい。 あと、ちゃんと辛い。こ

情熱でサウナを語りたい

やあ、そこの君。 サウナ、入ってる? おや、サウナをご存じない? サウナはいーよぉお! 自発的に汗を出すのって気持ちいいんだ。 体に溜まった老廃物が嫌ぁなストレスと一緒に 融けて流れ落ちる感覚が最ッ高に気持ちいい! いやほんと掛け値なしにさ ツラい事や、イヤなこと、ムカつくこと そんな黒い感情がグルグル渦巻いていてもさ サウナにじっと入っているとほぐれていくんだ。 何かの本で読んだことがあるけど 人間って、自分の体から液体を出すときに 快感を伴うんだってさ。 汗しかり

たまねぎのズッパ

長袖がしっくりくる季節。 こんな日こそアレだね、嫁ちゃんよ。 「そうだね!アレだね!夫くん」 分かるだろう、濃厚なチーズの、アレ。 「チーズフォンデュだね!任せとけ!!」 こ、これは! 大量の熱したチーズを白ワインで伸ばし 風味と香りを増したチーズフォンデュじゃないか! 具材はハード系のパンに、ソーセージ、ベーコンに ジャガイモ、カリフラワーと隙の無いラインナップ! う、美味い!美味いよッ!最高の秋だ! 「ちっちっち、甘いよ、夫くん」 どうしたんだ嫁ちゃん、そ

悶えたこと

マジかよ。 やれコスパだ、タイパ重視だ、と 映画を倍速で観る人は結構いるらしい。 なんてこった、という感情が湧き出る。 映画って、娯楽だろう? 娯楽を倍速でチャッチャと観て面白いのか? いやなそれよりもなんか・・・こう・・・ 映画を作った人に対する敬意というか・・・ ああ、なんか私気持ち悪いこと言ってる・・・? 独りよがりの意見を押し付けようとしている!? これが老害化ってやつなのかもしれない。 うむむ、気を付けなくては、でも、でもなあ! 「どうしたの夫くん。一人で悶

noteを目の前で読まれる

「最近の記事で好きなのは“でかい猫”かな」 夜。家でまったり珈琲を飲んでいると だしぬけに嫁様がつぶやいた。 ん、でかい猫? もしかして私の書いたnoteの話してる? 「そうだよ。あのゆるい感じ、いいよね」 そうなのだ。 ウチの嫁様は自分でnoteを書いていないが 私の書いた記事や、私のゆるゆる企画 「仲良し夫婦サークル」で集まった記事を そこそこ読んでいる。頼んでもないのに。 ぎゃー恥ずかしい! 私の目の前で私の書いた記事をふむふむと じっくりたっぷりねっぷり読まれ

ダークナイトを嫁と観ました

先日勢いに乗って視聴したjoker。 めっちゃ面白かったのでそのままの勢いで 嫁様とダークナイトを観てみることにした。 ちなみに私は未視聴、嫁様は数か月前に視聴済。 今日の映画のお供はマイルドカルディブレンドと りんごである。しゃくしゃく。甘酸っぱい。 私はりんごを回しながら剥くのに憧れている。 嫁様はうさちゃんりんごをたまに作ってくれる。 とにかく準備万端ってワケだ。 しかし今更のダークナイトである。 噂には聞いていた。男性が選ぶ超面白い映画の 筆頭候補に上がってい

jokerを嫁と観ました

一昔前、世間の話題をさらった映画 「joker」 観よう、観ようと思ってはいたけど 有名な作品はなぜか観たくなくなる 天邪鬼病が発症してしまい、未だに 観れずにいた私。 そこにカンフル剤を注入してくれたのが嫁。 ウチの最高の嫁様である。 「ねえ夫くん、一緒に映画館で joker2を観てもいいよ」 聞けば嫁様は既にjokerを視聴済。 そして近日公開の映画 joker2を一緒に観たいという。 これは私も観なければならない!と 奮い立った私はアマプラで調べると なんと無

でかい猫

朝、ベッドで惰眠を貪っていると 何かがのしかかってきた。うぐぅ 「げーっへっへっへ」 なんだ猫か。寝よう。 「夫くうぅううん、朝だよおぉお」 うるさい猫だな。寝かせてくれ。 「起きないの?おはようございまーす」 猫が私の腹部に前足を突っ込んできたぞ。 なんだこのハレンチ猫。飼い主はどこだ。 あっやめろ、腹を揉むな。くすぐったい。 「なんだいこのお腹は?ぷよぷよじゃないか~」 何言ってるんだぷよぷよ?バキバキだよ。 アイアンマッスルボディが目に入らんか。 「お

がんばらない夫婦

私、自称仲良し夫婦の珈琲次郎と申します。 はじめに申し上げておくと この記事は長めでございます。 (3500文字くらい) ・・・ 嫁様と出会ってから10年くらい経ったかな? こう言ってはなんですけど いまだに、仲良しです。 毎日が、楽しいのです。 嫁様が大好きなのです。 なんで仲良しなのか? 私たちの相性が良いから? いいえ、多分相性は10段階評価で言ったら 5~6くらいでしょう。 良いっちゃ良いけど、悪いっちゃ悪いのです。 いやいや、もったいつけるのはやめましょう。

やってみたいことを聞いてみたら

私は、嫁様に言っている。 (あ、これ言いたいな)と思ったことを つねづね口に出して言っている。 いいね!と了承されようが それってどうなのと却下されようが おかまいなしに口に出している。 造語を。夢の話を。一か八かのオヤジギャグを。 とりあえず言ってみるのがいいのだ。 深く考えずに、ぽろりと言える間柄がいい。 手を叩いて大爆笑してくれることもあれば 汚物を見るような眼差しを頂くこともある。 このデッドオアアライブ感がたまらないぜ。 そんなわけで私はけっこう、常日頃 嫁