2023.11.30

 ここはどちらかというと自分のための記録場所というイメージが強いので、基本的には毎日投稿していこうと思っていますが。内容としては毎日のドリップコーヒーのテイストやレシピはもちろんのことですが、それ以外にも自分がお店を開くまでに考えたこと、取り組んだことなんかも書いていけたらと思います。

 今日の朝のドリップも例の如く、PALLET COFFEE ROASTERSの豆を用いて、5投のレシピで行いました。(多分明日からはもうこれ描くのめんどくなって同じのでやりました〜で済ませるんちゃうかな・・・。)まず自分の中でお湯を落とす時のスピードや位置にまだ正解を見出せてない部分があるので、今まで通ってきたカフェで見てきたハンドドリップの見様見真似をしてみたり、以前実際にお店でバリスタをしている方から伺ったやり方を試してみたりと、まだ安定した再現性を得ることはできていません。いうまでもなく今日と昨日とでは全くそれは同じではなくて。今日は1投目から3投目までは全体に満遍なく落とすような感じでお湯を入れ、4、5投目は中心に落とす感じにしました。落ちきりは3:30でした。5投目を入れたのが2:40からやく20秒前後で入れた形です。結果としてテイストには昨日以上に酸味が現れたという結果でした。しかしこの酸味というのも、嫌な酸味が出てきたのではなくて、本来豆が持っているポテンシャルがより引き出されたという印象です。なので現時点の僕の印象は、昨日は僕の技術不足で(他にも何かしら要因はあると思いたい。)豆の本来持つポテンシャルを引き出しきれていなく、今日それが少し引き出すことができた。って感じです。でも、実際バリスタがお店で入れたものに比べるとなんだか印象が弱いというか、アフターテイストが軽すぎるという印象で。ってことはもっと何かを工夫したり変えたりすればより一層ポテンシャルを引き出せるってことで。

 そこで考えた変更点(とりあえず現時点では自分の技術的な部分やレシピ以外)を挙げてみると。まずはお湯の温度かなと思いました。これがかなり大きな要因かと思います。一般的には90〜92℃のお湯で入れるのが良いとされています。もちろん豆の種類や挽き目にもよりけりな部分はあると思いますが。昨日と今日とで比べてみると、昨日はおそらく90より若干低いくらいかなって感じ。今日は逆にほぼ100に近いって感じ。「感じ」っていうのは温度を測るということをしていないからです。「測ってない」って時点でアウトですね。ということで明日からは温度を測ろうと思います。そしてその温度の違いによってどれくらいテイストに差が出るのかも研究していこうと思います。

 ここからは自分が開きたいカフェの話。何にこだわったカフェにしたいのか。僕が今まで行ってきたカフェ(カナダも含めて)を思い出してみるとそれぞれに色々なこだわりが詰まった場所でした。海外はハンドドリップよりもエスプレッソドリンクが中心で、どこのカフェにもエスプレッソマシンがあるのが当たり前で。日本はその逆で僕の住む田舎の方なんて、業務用の大きなエスプレッソマシンが置いてあるカフェの方がレアケース。それはやはり需要がないからなのかと考えましたが、東京・大阪・福岡なんか都市部に行ってみると、エスプレッソマシンがあるカフェも多くありました。かと思いきやいわゆる純喫茶と呼ばれるような場所では1杯1杯こだわってハンドドリップやサイフォン、ネルドリップにこだわりを持って提供しているカフェもありました。

 ここまで書いてみて、コーヒーにそこまで詳しくない人からしたら、あるいはエスプレッソというものに馴染みのない人からしたら、きっと「淹れ方そんなにあるの。」「それでどう違うん。」ってくらいの感覚なんじゃないかって思います。でも実際そうですよね。普段からコーヒーを飲む習慣がある人だったとしても、淹れ方にまでこだわっている人なんてごく一部で。これこそが結果ばかりに目を向けてってことですよね。その途中(淹れ方)にまで目を向けてもらえることが限りなく少なくて。でも僕はやっぱりそこにこだわりたい。けれどそれでいて飲む人にもコーヒーの面白さみたいなものを知ってもらいたい。誰もが入りやすくて、それでいて味へのこだわりを持ち続けて。やりたいことはたくさんあって。でも今の時点でこれだけはしたいっていうのは、エスプレッソですかね。しっかりと大きなエスプレッソマシンを入れて、エスプレッソを落としてエスプレッソドリンクを提供していきたい。田舎ではそこまで馴染みがなくて、本当にコーヒーにこだわりの強いカフェにしかないから、逆になんだか入りずらくて馴染みがないのかもって考えてみたりもしました。もっとカジュアルに、気楽に入ってもらえて、それでいて本格的なコーヒー体験ができるそんなカフェを目指したい。


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