2023.12.2 コーヒーの種類①

 今回は少しコーヒーの話に触れていこうかなと思う。日本で馴染み深くよく飲まれているのは2つあると思ってて。1つは”Hand drip”。もう1つは”Batch Brew”です。Hand dripに関してはみんなイメージしやすいかな?と思いますが、海外では”Pour Over”と言われていて、ドリッパーとケトルを使って人がコーヒーをその場で淹れるあれです。まさにバリスタといえばって感じのあれですよね。そしてBatch Brewっていうのは、ドリップマシンを使って一度に大量のコーヒーを淹れるやつです。お店とかだと頼んだらポットみたいんからそのままコップに入れてるようなのは大体そうです。ここからそれぞれについて基本的なお話とかをしていきますね。(半分くらい僕の主観が入ってしまうので気分悪くなったらごめんなさい。)


 まずはハンドドリップ。これは今僕が毎日取り組んでいることで、The バリスタって感じがするかも知れません。ドリッパーとコーヒーポット、フィルターを使ってコーヒーを作っていく作業になります。結論から言うとこれはかなり難しい。まずは道具に関して。大事になってくるのはドリッパー。一言にドリッパーというけれどすごい種類があります。形、素材、などの違いによって出来上がるコーヒーのテイストにも差が出ます。もちろんフィルターやポットにも同じことは言えますが、このドリッパーに関してはとても大きな差となります。僕自身は3種類のドリッパーを持っていますがもっといろいろな種類が欲しい。(ドリッパーによる違いがどんなものなのかみたいな話はまた機会があれば。)しかしそれ以上に差になるのが人です。誰がどんなふうに淹れるのか。(レシピの差はもちろん、お湯を入れるスピード、位置など)その差が計り知れないんですよ。こんな経験ないですかね。同じお店で同じハンドドリップを飲んだはずなのにテイストが違うみたいな。前は美味しかったのに的な。それはおそらく入れた人が違うからかも知れません。僕は実際そうで。カナダで一番気に入ってたカフェでもPour Overは仲の良かったバリスタがいる時しか頼みませんでした。この淹れ方のメリットとしては淹れたてを飲めるということ。そしてさっきデメリットのように聞こえましたが、ほんの些細な変化でテイストにも変化がつけられるので、それをうまく利用すれば出来上がりのコーヒーのテイストを調節しやすいということです。

 そしてBatch Brew。これのメリットはやはり一度に同じテイストのコーヒーを大量に淹れれることですよね。淹れておいておけばそれをすぐに提供できるのでぶっちゃけ楽ですよね。あと手間がかからない笑。あとは、こちらの淹れ方は完全に機械によるものなのですテイストを決めやすいという利点もあると思います。つまりPour Overと違って味がぶれにくい。いつも同じテイストにできる。もちろん気温や湿度、使う豆の違い(豆は生ものって考えなので同じ産地、同じロースターさんの豆でもロット(出荷日)が違えば若干の違いは出ます)での差はありますが、事前にプログラムで調節すれば問題なしですよね。そしてデメリットとしてあげるなら、味の劣化です。淹れたてをすぐに提供するわけではなく、ポットの中に入れてある程度の時間置くので、時間経過によって酸化が進み劣化してしまう。(カフェによってですが、おとしてから何分かあるいは何時間かしたら廃棄ということになります。)一番の問題が次のなんですけど、コーヒー好きな人からすると、他のコーヒーに比べると味が劣る印象がある気がします。(これは僕個人かもしれないけどよくそんな話を耳にしました。)買う側からするといつ淹れたものかを確認する術はなく、淹れたてかも知れないし30分前のものかも知れないし。経過時間でどんどん劣化も進んでます。それにやっぱりバリスタの手で丁寧に淹れた方が美味しいという印象から、機械全任せの”Batch Brew = 美味しくない”なんてイメージを持ってる人も少なからず居ると思います。カナダで働いてた時にはそれを露骨に言ってくるお客さんもいましたし、時間経過で劣化して美味しくないって返品されたこともありました。(海外の人はかなり熱いコーヒーを好む人が多かったので温度低下がかなりの問題でした。)

 Pour Over にせよBatch Brewにせよ一長一短で、どっちにも良さがあるし、その分欠点もあって。どちらの方がいいというのはなかなか言い難いです。僕が一つ言いたいことがあるとしたら、”Batch Brew = 美味しくない”ではないと言うことです。それぞれのカフェでレシピをその日その日で考えて、その日の最高のものを落としているはずだし、淹れてからの提供時間も設定しているわけで。だからこそ先入観でそういったことを言ってしまわないで欲しい。カナダのカフェでバリスタをしている人と話している際にこんな言葉を聞いたのが今でも印象に残ってて。それは「Batch Brewにこだわってて美味しいカフェは間違いない。」です。これは自分の中ですごく刺さって。これからはまずハンドドリップ強化に取り組んでいますが、そのあとには絶対にBatch Brewにもこだわって取り組みたいです。豆の挽き目によっての違い、粉の量とお湯の量の違いなどそう言ったことにこだわってレシピを作って、最高のBatch Brewを見つけたい。

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