”花束みたいな恋をした”への私見①
昨日(2/10)見た。以下感想である。
①ロケ地
”京王線沿い、しかも調布かい。”
何を隠そう私は元調布民(正確には西調布)であり、麦と絹の終電後の甲州海道散歩や真夜中の調布パルコは私の大学生活そのものであった。酒を浴びるように飲み終電を逃し植木に吐瀉しつつつも5時間歩いた甲州街道、酒を浴びるように飲み騒いだパルコ前の交差点等、語れば語るほどこの美しい映画を汚していく。ただ、「若き頃の最高の記憶」という点では一卵性双生児ほどに双方合致している、うん。ただ本当に自身の思い出がただただ邪魔をするため、この映画を純粋に楽しむためには総武線沿いだとか思い入れのない土地にして欲しかったというのが正直な感想である。
②靴
”お揃いの靴、ジャックパーセルかよ。”
「ほほう、お揃いの白いスニーカーなんてベタベタですねえ。」と思いながら見ていると、昔見たことのあるマークがあるではないか。そう、ジャックパーセルである。僕はそれほど洋服には興味がなく、いわゆる定番品と呼ばれるものにも詳しくない。ただ、ジャックパーセルは違う。これは私が昔自分の意思で初めて買ったスニーカーなのである。私は中学生の頃まで全くファッションに興味はなかったが、周りが色気づく中学生ごろ同様に服に興味を持ち始めた。そして親に服屋さんに連れて行ってもらい初めて買った靴がジャックパーセル(水色)であった。ここから学んだことは水色はお洒落初心者が使う色ではない、ということだ。なぜかジャックパーセルの水色に一目惚れしたが、尽く洋服に合わなかった。最近はその感覚を全く持って忘れていたが、”お揃いのジャックパーセル”によって古き記憶が蘇った。ありがとう、坂元 裕二。水色の靴はもう買いません。
今日はここまで。
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