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盆踊り

昨日に引き続きお盆の話題。
帰り道、交通規制をやっていたので何事かと思って見てみたら盆踊りの真っ最中。
自転車が停められないので見ることはできなかったが通りすがりにチラッと見てみた。
煌びやかな裸電球の波、露天のカラフルな暖簾。櫓から吊るされた提灯の列
昔懐かしい「炭坑節」の音頭。子供の頃なんであんなに盆踊りが好きだったのかを思い出す。
子供の頃の非日常体験だから大人になってもどこか郷愁を誘うものなのかと思う。
大人になってもあの感覚に浸れと言われてももう無理だけど思い出すことはできる。
だから青春物のドラマティックなシーンでよく登場するのもわかる気がする。
さて夜店の風景を見ると思い出すのが恒川光太郎さんの書いた「夜市」と言う小説である。不思議な夜市に迷い込んだ兄弟の話。
小説はたくさん読むが内容などはどんどん忘れていってしまう。しかしこの「夜市」は何故か忘れる事ができない魔力を持ったお話である。多分、夜市が持つノスタルジックと物語がよくマッチして自身の郷愁と絡まり合い忘れ難くしているのだろう。
夜店とファンタジックホラーは相性が良い。

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