#6 ひとりじゃない みんなで超え出そう |合宿あれこれ〜番外編〜
ピピピピピピピピピー!!!!
目覚ましのケタタマしい音で、むくりと起き上がって横を見る。
「一緒だ(笑)」
夫が完全に同じタイミングで同じ姿勢で起き上がっていた。13年寝食を共にしていると、たま〜にこうゆうシンクロが起きる。
あ・・・。
これかもしれない。
言葉にはできないけど、波長のようなものが人との間に流れて、それが体の一部になる感覚。
過去、仕事がモーレツに楽しかった時に感じていたソレと似ている。
「面接5件終わりました〜」
「あーお疲れ様。じゃ評価、いれていこうか」
「OKですー。じゃ、今日は2次面接のリストまでつくっちゃいましょっか」
「そうだね、手分けしてやろ」
私は新卒採用が大好きだった。入社日というXデーが決まっていて、それに向けてガガガガガガガーって進んでいくのが、気持ちいい。
何より、中途採用よりボリュームがあって、1人じゃ到底やりきれない。
チーム一丸となって「さぁやるぞ!」という、空気感がたまらなく好きだった。
趣味の和太鼓も同じだって、今気づいた。
指揮者不在、「せーの」もなし。
メンバーが感じる「間(ま)」を頼りに演奏が進んでいく。この空気感がたまらんっ。
波長、「さぁやるぞ」、空気感。
そんな、言葉にならない「何か」。
これ大事なやつだ。
それを教えてくれたのは、今回の合宿を企画してくれたオッスン。
彼女は、「明るい」の実写版で、
いつも笑顔で、周りをパッと照らす。
そんな人。
合宿が大成功だったのは、オッスンをはじめ合宿部メンバー6人のおかげ。
その裏にはきっと、壮大な物語があったのだろう。
そう思ったら話を聞かずにはいられない。
月1でCOEDAS noteの編集会議をやってるんだけど、次の企画で真っ先に浮かんだのは「オッスンのインタビュー記事」だった。
が、しかし。
「合宿の企画、大変だったよね。ありがとう〜」と、さら〜って聞いたら、どどん!と、想定以上のものが出てきて、正直驚いた。
それもそのはず、昨年12月から始まった合宿部の活動は、
ぎゃーーー!!
会社のイベントならいざ知らず。
これは、何の強制力もないCOEDASの企画で
参加者も集まるかわからない、
もちろん報酬も発生しないという、
何一つ目に見える保証も見返りもない状態だという前提でみてほしい。
ここまでやるか?
それが、最初の感想だ。
ここまでの量と質を繰り出すには、何か秘密があるに違いない。それを聞きたくなった私は、なりふり構わず質問した。
反応がない
意外にも、最初に出てきた言葉はこれだった。
大成功に終わった合宿だったが、約5ヶ月の準備期間中、常に楽しかったわけではなかったという。
COEDASメンバー全員、副業。
本業が忙しい時期も、ある。
打っても響かない、投稿しても「いいね」がない、スタンプがつかない。
新しい風を起こそうと、0⇨1に挑戦する人にとって、反応がないというのは本当につらいことだった。
お分かりだと思うが、「ソースとって〜」に「そ〜っすね・・・」と答えてしまった時の方が、目の前に呆れ顔の相手がいる分、救われる気分になるわけだ。
1人でやらない
周りを巻き込むリーダーであろうとしても、行うは難し。
いざアクションが出てきた時に、自分がやるべきか、誰かに頼むべきか。オッスンは悩んだという。
仕事柄、オペレーション業務をゴリゴリ進めるのはお手のもの。
だけど、それでは自分1人で突っ走ることになって、結局「反応がない」状態になるのがいやだった。
「1人でやっちゃうのが早いんだけどね。タスクをみんなで共有しながら、全体を巻き込んでいくのって大変・・・」
これが、リアルな内面の声だった。
「響いていることをやろう!」
12月にスタートした合宿部の企画は、2月ころに失速しはじめた。
全体の雰囲気が落ちてくる。
初期メンバーの本業が忙しくなる。
オッスン自身が、率いていくことに自信がなくなる。
そんな時に、合宿部メンバーのハルさんが放った言葉がコレだった。
響く、とはワクワクすること、好きなこと、いいなぁって感じること。
目の前のタスクをこなしていると、
私は一体どこに向かっているのか・・・?
そんな不安が訪れることはないだろうか。
我が家では、3歩あるけば忘れるキャラで通っている私は、首が折れるほど相づち打ちたくなるポイント。
そしてやってくるモチベーション低下。
言ってみればガス欠。
走り初めは勢いあるけど、途中で走れなくなる現象はソコココでお見受けする。
だからこそ!!
自分の「響き」が何なのか。
チームの「響き」が何なのか。
それをイメージして、共有することが、次への燃料になる。
それを常に確認して、
向かいたい方向に向き続けることが大事。
それをハルさんは言ってくれたんだと、私は解釈した。
(違ってたらごめん!)
大幅に紹介遅くなりまくりましたが、こちらがハルさん。
COEDASには、コーチだけじゃなくて、各分野のプロが集っている。その1人が彼。
↑この紹介文を改めて見ると、まさに今回やってくれたことがそのまんま書いてあって腹落ちした。
COEDASの何かを促し、「響き」というツボをツンツンしてくれたのだ。
遠回りかもしれないけど、みんなと見た景色は違う。
そうして息を吹き返した合宿部。
メンバー増員したり、お互い声をかけ合ったり、仕事を分担したり。
全部自分でやらなくていいんだ!ということを実感したという。
そう話すオッスンの横顔は、充実感でいっぱいだった。
そして、
「自分が何より楽しかった!!」
という感覚が、今回の学びだったようだ。
COEDASという集団自体、「響き」を核にして集まっている。
逆に言えば、それしかない。
何の強制力もない中で、いかに良いものを創り出していくか。
それは、今もずっと私たちの課題だ。
今回、合宿部の5ヶ月間の葛藤が教えてくれたのは、
「私がみんなに会いたい!」
「繋がりたい!!」
という「響き」に向かって全員で進むことが、一つの成功の形だということだ。
この目に見えない波長、「よしやるぞ!」という空気感を作り出すことがリーダーの役割なのかもしれない。
「ひとりじゃない みんなで超え出そう」
COEDAS代表のじゅんさんが、合宿でのプレゼンで言ってたのを思い出した。
私たちがまず、これを体現し続けることが、価値なのかも。
そう思ったインタビューとなった。
オッスンありがとう&次の合宿も楽しみだわん♪
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