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日本語英語(=和製英語)は日本語です!

カタカナで表記される「日本語英語」は、現代の日本文化をうまく表現している「日本語」です。

語源は英語でも、カタカナになった瞬間から、日本人の大半が想像しうる情報を含む日本語となります。

言葉とは、その言語を使う人の経験や体験に基づく習慣や常識を表現するためのツール(道具)でしかありません。

なので、それぞれの言語に秘める世界観を理解すると、意外と予想もしなかった未知の情報が習得できたりします。

ようは、英語はカタカナに変換しないで、英語のままの意味合いやニュアンス、使い方を理解すると、全く違う角度からも物が見えて、新鮮に感じることさえあります。

例えば、はたまた野球英語でたとえると、

日本の野球でいう「タッチアウト」
(守備の選手がボールを持ったまま、相手チーム(攻撃側)の走者に触れてアウトにするプレー)

アメリカでは”tag out” (タッグアウト)と言います。

「タッグ」とは、いわゆる札(名札とか荷札みたいな)ことです。

最近では「ハッシュタグ」なんて、よく使いますよね。

あれも、いわゆる特定の情報を分類するための札を付けているわけです。

アメリカで「鬼ごっこ」を、”Tag”と言います。
「鬼ごっこをする」は、”Play tag”です。
鬼の札を付けて遊ぶイメージでしょう。

そこから、野球の“Tag out”は、ランナー(走者)の札を外すみたいなイメージでしょうか。もしくは、「アウト」の「タグ」を付ける方かな?

いずれにせよ、「タッチアウト」は、守備の行動によってアウトになったプレーを表現していて、

“Tag out”は、走者としての権利がなくなったことを知らせるイメージ。

細かすぎて、どうでもいい?

でしょうね(笑) 野球マニアでもあるまいし。

ただ、言いたいことは、一つの同じプレーを、色んな角度から見ることによって、どんなことにおいても、新しい見方が発見できる、ということです。

ついでに、もう一つの例。

「ネクストバッターサークル」
(いわゆる、次の打者が待機する丸く囲った場所のこと)

これは英語で、“Deck”といいます。
(カタカナにすると、「デッキ」です。船の先端部分を表すデッキと同じです。)

「次のバッターは誰?」を英語では、“Who‘s on deck?”といいます。

「ネクストバッターサークル」は、次のバッターがいるべき所定の場所を示しているイメージ。

一方、“Deck”は、船の先端で荒波や敵の動向を見る場所。即ち、次の方向や戦略が一番見える場所のイメージです。

同じあの小さな場所だけでも、イメージが若干違うんです。

というわけで、英語を覚える際は、せっかくなら、その意味合いや世界観も理解できると面白いですよ!

これからも小出しに色々紹介していきたいと思います。

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