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100分de名著「般若心経」を読んだ(2回目)

お疲れ様です。Y研究員です。タイトル通り、良い本だったのでまた読んでみました。感想文です。

やはり著者は上座部(釈迦の教え)に属するので、大乗の般若経に対しては距離感があります。冷静に見ているとも言えますが、書き方に注意してみると若干の疑問を感じながら論じているように見えます。見下したり否定したりする態度は全く無く、ただし違いをはっきり認めるという立ち位置でした。

般若心経が流行った理由も分析されていて、参考になりました。長すぎず簡潔、しかし短すぎず長さが絶妙というのが1点。尻上がりに盛り上がる全体構成が良いのと三蔵法師の翻訳が上手いというのは、物語として読者に届ける事に成功したということでしょう。最後は個人の心を救済するお経であることでした。迷える人を救うお経は、心の拠り所にもなって人気が出そうです。この辺りは将来の「般若C経」の制作に生かせれば良いなと思います。

一つ心配なのが、著者のYouTubeが体調不良によりしばらくお休みになってしまったことです。YouTubeでは仏教の真髄である八正道の説明に入ったり、また生家であるお寺を譲ったりして「終活」の気配が感じられてただけに、どうか早く回復してほしいと願っております。

写真はインド寺院の門前です。お店が並んでいて、お寺の前の商店街は日本と同じ雰囲気ですね。中学校の通学路が商店街だったので懐かしいです。

それではまた!

般若心経の写経とプログラムの『写経』に関する記事はこちらからどうぞ。


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