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CoderDojo名護に参加して⑦(Minecraftカップ2021全国大会)

CoderDojo名護に参加した子の保護者の方からCoderDojo名護に参加しての感想をいただきました!

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今回マイクラカップの二次審査のために、名護を訪れました。風土があうのか子どもは「とても安心感がある」と、沖縄が気に入ってくれて大成功な参加でした。(牧志市場のソーメンチャンプルー、ひがし食堂でのふわふわのかき氷、コロナのせいで臨時休園になっていた琉球村、空港では閉店となっていたテナント、少し賑わいを取り戻しつつある国際通りなどのリアルな体験も今回の収穫でした)

息子は一週間前は緊張していたものの、前日には「不安だけど、ワクワクする」といって、二次審査が終わったあとには、解放されたのかベッドで跳びはねる姿が印象的でした。

そして、コロナ禍の夏休みを通じて、1つのことをメンバーみんなと協力しあって乗り越えたことに達成感を感じているようでした。

当日も本番前の多少のトラブル(笑)がありましたが、メンバーたちの質疑応答もしっかりしていて「“スクラップ&ビルド方式“でworldを作り上げた」というと、すかさずリモートで参加していた小一のメンバーが「めちゃめちゃでっかい桜の木を壊された」と心からの感想を述べ、本当に“スクラップ&ビルド方式“で作ったこと、全国から集まったメンバーだと大きく審査員に印象づけられたと、個人的には完璧な質疑応答だと感じました。

ところで、今回ずっと子ども達を見守って下さったメンターさんが「今回のメンバーは珍しい。たいがい一人か二人はPVPや壊すことを目的にしてしまう子どもがいる」と語ってくれました。違うプログラミング教室でも、「リーダーシップを持って組織立てるのは難しい」と語っていたのを「なるほどなぁ」と中学校の部活のこととか思い出しながら聞いていて、中学生でも難しいのに、小学生だったらなおさらだろうなぁ、リーダーシップを育てたり、チームワークを身につけるのは大変なものだろう、と感じ、今回の名護のチームが空中分解になっても仕方ないかなぁ、マイクラカップに参加した、という想い出だけでもあればよいかな、と思いながら息子を参加させていました。

確かに他チームの建築を見ると「目標を計画立てて、調べて、リーダーのもと、各自が分担を担って作られた」worldには目を見張るモノがありました。私が審査員でも「このworldは圧倒される」と思ってしまう。マイクラカップという意味では、他の優れたworldには叶わなところが多々あった。

しかし、現実の世界には市長が全て計画して、区割りして、それに従った街が出来るわけではない。あらあらの計画はあっても、そこには住民の自主性と隣近所との関係の中で街作りが行われてる。仮想空間とはいえ、それを全国から集まった上は小学校六年生から小学校一年生までのメンバーが作り上げた街というのは、本当の街作りだったと言えるでしょう。

しかも、「この内装がないそうという冗談もいいつつ、他のメンバーが作った建物に、密かに内装を整備」する人もいたり、「ここには何作る?」といって促すメンバー、「ここは任せてと、足りない建築物を建てていく」メンバーがそれぞれに自分の長所を知っていて、街作りが進んでいった。

こんなチームがずっと続くと良いなと思いつつ、windows95が発売され、阪神淡路大震災でインターネットが安否確認に使われた黎明期とよんでよい翌年の1996年に出版された「ネティズンの時代」(公文俊平編著『ネティズンの時代』NTT出版 1996)を読み返してみました。その著書には「政治行為の基本形式としては、(1)脅迫と強制(2)取引と搾取(3)説得と誘導」と説明されています。

しかし、今回のチームをみると(3)説得と誘導以上の、ものの組み立て方をしていたと感じる。

自分の建築を自由に推し進めて、他のメンバーとの競合があったり、必要性を感じたら、自然とそれを補うように建物や内装を作っていく課程をみると、自由と柔軟性という手段を使っている新しい時代の子ども達と感じざる得ませんでした。

このようなチームを生み出した名護のCoderDojoに感謝するとともに、大人としてはこの“自由と柔軟性“を育てる(もしくは阻害しない)ことが大切と感じました。来年のマイクラカップに挑戦することがあれは、賞をとることよりもこの環境を醸成しあうことが大事だと感じています。

大変な課題だとは思いますが、今のメンバーが少人数でも来年に向かって参加し続けてくれて、このようなコミュニティを作り出し続ければ、と親バカとしては思ってしまいます。

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