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slackの90日問題

執筆者:五十嵐茉莉子(札幌市立大学地域連携課)

codemp(こでんぷ)は大学事務局職員向けのDX学習コミュニティです。
活動にはslackを使っていて、codempのワークスペースで参加メンバーたちが自由に交流できるようになっています。
なのですが……

2022年9月からslackの仕様が変わりまして、無料のフリープラン利用者は過去90日間までのログしか見ることができなくなってしまいました。

まあ無料だし仕方ないか……と思っていましたが、この仕様変更から一年と少し経って、やはり影響の大きさをじわじわと実感しております。

codempには自己紹介チャンネルがあって、新しく参加した方はまずそこで自己紹介をしていただくようお願いしています。
しかし、codemp発足から二年以上経ち、初期から参加している人たちの自己紹介はもう遠い彼方に消えてしまいました。
それほど頻繁に新しいメンバーが入ってくるわけではないので、過去90日の間に誰も自己紹介していない、ということもままあります。
誰の書き込みもないまっさらなチャンネルに「はじめまして」と自己紹介するのは、ちょっとハードル高いよなあ……と、新規加入者の方々には申し訳ない気持ちになってしまいます。
過去のログが残っていれば、他にどんなメンバーがいて、他の人たちがどんなノリで自己紹介していたかも分かるので、趣味の話、家族やペットの話をちょっと入れ込んでみようかな、という気持ちにもなるかとは思うのですが。

相談・質問チャンネルもあるのですが、これも過去のログがないと「これ、前にも誰か聞いて、解決済みかもしれない……」と思ってしまって書き込みづらいのでは、と感じる面があります。(質問する人が違えばまったく同じ質問にはならないでしょうし、時の流れとともに回答も変化していくので何回同じ話題になっても良いのですが)
普段は繋がりのない他大学の職員に気軽に相談できる、というところがオンラインコミュニティの良さのはずなのに、その良さを発揮しきれていないような気がします……。

影響が出ているなあ、と思いつつ、何をどうすることもできないまま一年が過ぎてしまったという反省を、このnoteに残しておきます。
この記事を書きながら、やっぱり自己紹介くらいは参加メンバーがいつでも参照できるように、名簿化して共有すべきかな、と思いました。

有料プランに切り替える、という案は、何の予算ももっていない以上現実的ではないので、過去90日間のログを見返した時に寂しくならないぐらいには発起人として盛り上げていく、というのを来年の目標にしたいと思います。