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みんなのコード_学校教育マガジン

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#情報教育

小学校における「情報を学ぶ時間」新設の提案に向けて

「小・中・高等学校における情報教育の体系的な学習を目指したカリキュラムモデル案」シリーズ② みんなのコードは、2024年7月に次期学習指導要領に向けての提言「小・中・高等学校における情報教育の体系的な学習を目指したカリキュラムモデル案」を発表しました。 小学校段階については「情報を学ぶ時間」を新設する提案をしています。この提案について、小学校を担当している未来の学び探究部の宮島と竹谷が、現状の課題に始まり、新しい時間を設定する意義、そして創造的態度の育成まで熱く語り合いま

2030年代の情報教育〜つくること・表現することを通した学びを目指して〜

「小・中・高等学校における情報教育の体系的な学習を目指したカリキュラムモデル案」シリーズ① みんなのコードは、2024年7月に次期学習指導要領に向けての提言「小・中・高等学校における情報教育の体系的な学習を目指したカリキュラムモデル案」を発表しました。 これは、私たちが考える、これからの小・中・高の情報教育のあり方について提案するものです。 提案を作成に至る背景について、全体に関わる「基本方針」にあたる部分の執筆を担当した未来の学び探究部の永野と宮島が語り合いました。

「やってみよう」から始まった情報教育。原山小教員インタビュー(後編)

こんにちは。みんなのコード竹谷です。 昨年からみんなのコードがモデルカリキュラム開発をサポートしている印西市立原山小学校との取り組みについて、先日実践報告を公表しました。 前回に引き続き、実践報告に載せられなかったコメントも含めて、2名の先生のインタビューをご紹介いたします。 ※この記事はみんなのコードコーポレートサイトからの転載です。 保護者の願いとも向き合いながら原山小学校:2年生担任 竹本しずか教諭、4年生担任 和田 諭教諭(肩書きはインタビュー当時) 聞き手:

中学校「技術分野」の教員不足が解決されるのは2028年度?文科省の調査を解説!

こんにちは。政策提言部の田嶋です。 「文科省が調査を予告!中学校「技術分野」の教員が足りない?」を書いてから1年が経過し、予告されていた中学「技術・家庭科」技術分野(以下、技術)の教員の実態調査の結果が公表されましたので、ご紹介したいと思います。 中学「技術」の指導体制も充実しよう!2024年2月13日に発出された「中学校技術・家庭科(技術分野)の指導体制の一層の充実について(通知)」(以下、本通知)には、分かりやすくいうとこんなことが書いてあります。 参考までに、昨年

情報教育の未来を考える”若手”勉強会第1・2回開催レポート〜情報教育の未来をみんなで構想中〜

こんにちは。みんなのコード政策提言部の田嶋です。 みんなのコードでは、今年5月から「情報教育の未来を考える”若手”勉強会」(以下、若手勉強会)を月に1回開催しています。 教員、研究者、民間企業など多様な方々が集まって、毎回アツい議論が繰り広げられていますので、その一端をレポートしたいと思います。 なぜ始めたの?若手勉強会は、「主に小中高の情報教育のあり方に興味をもち、未来を創る視点をもった”若手”がフラットに議論できるコミュニティを構築すること」を目的としてスタートしま

教育政策の5ヵ年計画、パブコメ実施中。情報教育の対応策は?

こんにちは!みんなのコード政策提言部の田嶋です。 みんなのコードは公教育におけるテクノロジー・情報教育の拡充を推進するNPO法人です。私は学校現場の声を官公庁や政治に届け、次世代の教育のありたい姿を提案するという役割を担っています。 突然ですが、みなさんは「パブコメ」(パブリック・コメント)という単語を聞いたことはありますか? 上に引用した政府文章を参照すると、パブコメは「国は、重要なことを決める前に国民の意見を聞きましょう。国民の権利や利益を守れるように努めましょう」