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初めましての投稿で、今年1年を振り返る

CodeCampの代表の川西です。noteを書くのは初めてです。
2022年12月15日に代表に就任し、1年と少しが経ちました。そして、2023年はコードキャンプのサービスインから10年を迎えるという節目の年でした!
このタイミングで、これからCodeCampが進むための道標、MVVや行動指針というものを中心に2023年を振り返ってみたいと思います。

年初、CodeCampのミッションビジョンバリューを改めて確認しました

私がCodeCampに参画したのは2022年7月です。主に法人営業を行いながら全社の事業管理を整備していたのですが、12月に代表就任という機会をいただくことになりました。
そして何人かの社員方に「それで、川西さんはCodeCampをどういう会社にしたいんですか?何を目指していくんですか?」と問われ、はたと立ち止まりました。
私自身は思いを持ってCodeCampに参画しましたし(そのあたりはまたの機会に)、2023年達成しなければならない数値も明確になっていました。
が、CodeCampとしてどこを目指すのか、それは、「その時にそこにあったもの」という認識以上のものが私の中になかったのです。

そもそもCodeCampは何を目指してきたのか、CodeCampを選択いただく皆様は何を期待しているのか、社員の皆さんはどういう思いでCodeCampに集ってくれているのか。
社員の中で一番CodeCamp歴の浅かった私です。もちろん私の想いはあるけれどもそれはまだCodeCampの想いと同じものではないに違いないので、ずっとCodeCampを引っ張ってきてくれていたリーダーの皆さんの想いをまずしっかりと聞きたいと考えました。そこで私とリーダーの皆さんそれぞれが思うコードキャンプのMVV(Mission Vision Value)を年末年始の宿題に整理することにしました。

というわけで2023年は、リーダ陣でCodeCampのMVVを改めて問うてみることから始まったのです。
Missionは満場一致で創業以来の「人と社会の成長を加速させる」でした。本当に素晴らしい理念です。
Vision  Valueについては、参加メンバーそれぞれの背景やこれまでのCodeCampでの経験から様々な想いで溢れていました。一人一人の想いや意見を聞けたこと、創業者の池田さんがコードキャンプが創り育て、堀内さんがバトンを繋いだその歴史に触れることができ、その時点ではまだいくつかの側面からしかCodeCampを見ることができていなかった私にとって非常に意義のある時間になりました。
話し合いの後1週間ほどお時間をいただいて、コードキャンプが積み上げてきたもの、私が実現したいことを凝縮し、MVVをまとめました。

CodeCamp MVV

「新しい価値を創造できる自走できるDX人材」を増やしたい、単にカリキュラムを提供するだけでなく、私たちが目指すのは「受講していただいた皆さんの成功である」この2点を改めて年初に全員で確認することができ、2023年は丸っとMVVの実現を道標にそれぞれが判断をし行動をしてこれた1年であったなと、改めて振り返りました。
「川西さんはどんなCodeCampにしたいんですか??」と詰め寄ってくれた皆さん、心から感謝します。

評価制度の見直しに合わせて行動指針を再定義しました

「あれ?思いの外スムーズに船出ができた?」と思ったのも束の間、代表が変わるというような変化があって何も波乱がない、ということはないらしく、特に2023年の前半戦はいくつかのピンチがありました。が、ピンチの折々に「自分、そこ何とかできますよ」と名乗りをあげてくれる人に恵まれたり、もちろん、無理やり巻き込んだり・・・、結果としては窮地を一緒に乗り越えてこその信頼関係築くことができ、経験値も積ませていただきまして、新参者であった私も何とかCodeCampメンバーとして2023年を「無事」乗り切ることができました。
(喉元が過ぎてみると、本当に素敵な出会いと経験が満載な1年でしたので、今後もポツポツとエピソードや考えたことをお伝えできればと思います。)

個々の活動が最大効果を生むために評価制度の見直しを行いました

私は、常々、手段や進め方は正解は複数あると考えています。実行する人の経験は千差万別であり、また得意やり方も千差万別、自分が進めやすい方法で進めるのが一番効率が良いのです。
重要なのは、その活動の目的や価値基準、判断基準がしっかりと可視化・共有されていることです。この状況下でこそ、各人の活動が最も効率よく、効果が高くパフォーマンスを発揮できると考えます。

というわけで「私たちが何をするのか、しているのか」を「私たちが目指すもの」と直結させるために、整理力と突破力が普通でないコーポレートチームリーダーの栗山さんの協力を得て、2024年の運用開始を目指して2023年夏、評価制度の刷新に着手しました。

MVVと評価制度

評価制度の変更の進め方やそのポイントは、きっと件の栗山さんがnoteの記事にしてくれると思うので、ここでは行動指針定義に至る経緯のみに触れます。

MVVの理解度を社員に問う

MVVを実現するための手段の一つとしての評価制度ですので、MVVが理解できているかどうかが肝要です。このため、まず最初にその時点でのMVVの理解度を確認しました。
ミッションは創業以来変わらないこと、MVVは月次定例のたびに想いを伝えてきたことから、ミッション・ビジョンの理解については、ほぼ全員からの回答を得た上で「概ね理解できている」以上が約80%程度とそれなりの理解度であることが確認できました。

一方、バリュー「受講生の成功を追求する"社会で活かせる"教育と機会を提供する」については一定の理解はあるものの、「受講生の成功とは何か?」「社会で活かせるとは何か?」ということが抽象的で腹落ちしていないという意見が複数ありました。(そして、この点は私も気になっていたもののしっかりと定義がしきれていなかった部分でした・・・。)

バリューの言語化を全社で行う

ということで、曖昧なことは定義が必要、と、今度はバリューの言語化を大なうべく、全社でのワークを実施しました。
いくつかのグループをつくり、それぞれのグループで「受講生の成功とは何か」「社会で活かせる教育とは何か」について、一人ひとりがこれまでのCodeCampでの経験を踏まえ、自分の考えを述べ、皆で整理するというワークでした。
こちらが、ワークにおいて皆が意見を出していた生ボードです。

バリュー言語化ワークの場(@miro)

これを見てもらっても分かるように、CodeCampのメンバーは全員、「デジタル人材育成」に熱い思いを持っており、自分の意見を考えて表明することに躊躇することはありません。
年初のMVVはリーダー陣とのワークでしたが、バリューの言語化ワークではCodeCampに集う全員の思いを聞くことができ、ここでもまた、新しい気づきや感動がありました。
そして、皆さんから出た思いやワードを整理して自分なりの思いもしっかり込めた言語化したバリューがこちらです。

言語化したValue

何度見返しても、これを目指せる仲間がいるCodeCampへの参画が叶ってよかったと思える内容です。
Valueが何を目指しているのか分からない、と、率直に意見をくれた皆さんに感謝です。

MVVを達成するために私たちはどのような行動をするのか(行動指針)

この高いMVVをしっかりと実現していくためには、一人ひとりがのびのびと存分に活動していく必要があります。その時の価値基準、考え方の目線を合わせるために「行動指針」も整理しました。
方法は、前述の「バリューの言語化」と同等です。
それぞれの人が、バリューを実現するために、どういった行動が必要かを考え、提示、説明するといった方法で、意見をどんどん出していきました。
そして、同じく皆さんから出た思いやワードを整理して自分なりの思いもしっかり込めて「行動指針」を以下のように定めました。

行動指針

私たちを選んでくれる受講生の皆さんが学ぶ目的は、千差万別です。
目的にあった学習をしていただき、成功を掴み取っていただくためには、その目的も含めた受講生の皆様、また、受講生を私たちにお任せいただく企業などの皆様のことを理解した上で全力サポートをすることが必要だと考えます。
また、変化の早いこの世の中において、価値を出し続けられる教育を提供するには私たち自身もそれぞれがアップデートをし続けていることが不可欠です。
最後に、どんなに頑張っても一人ひとりの力には限界があります。自分の力が足りないからといって到達点を諦める、のではなく、志を同じくする仲間・チームの力を合わせて高い到達点を目指します。チームは、CodeCampの仲間はもちろんのこと、講師の皆さん、私たちに研修をお任せいただいている発注者である企業の皆様や自治体の皆様、私たちの足りないところを補完していただける未来に出会う皆さん、そして、受講生ご自身もチームである!と考えています。

10周年記念イベントを開催、10年を振り返り、未来にありたい姿を宣言しました

こんな風に、日々の研修提供を行いつつ、新参者の私が皆と話をすることでCodeCampを理解し、目指す方向を一つひとつ整理して未来を益々楽しみにしながら1年を過ごしてきました。
そして、2023年の終わりも見えてきた11月10日、CodeCampサービスイン10年目を記念して、10周年の記念イベントを実施しました。

イベントは、

  • お世話になっている関係者の方にお礼の気持ちを伝える

  • CodeCampはtoC toB toG kidsと提供サービス範囲が広くそれぞれ関わっていただいている範囲が限られているので、コードキャンプが目指す全方位でのIT人材育成の思いと取り組みを幅広く知っていただく

というコンセプトの元、お世話になっている企業や自治体の皆様、パートナーの皆様、講師の皆様、およそ50名を招待して開催しました。

開催にあたり、CodeCampがこれまで世の中に提供してきたサービスを整理しました。

CodeCamp10年の歩み

こう振り返ってみると、既に存在しているものの後追いではなく、その時その時で時代に必要であると信念を持ってサービスを提供してきた10年間であるとCodeCampの素晴らしさを改めて感じました。

そして、年初からコツコツと整理してきた当社の理念や行動指針、今後提供していきたいサービスを皆様にご説明することができました。

イベントでは私が初めてお会いする方も多くいらっしゃったのですが「好きな人が好きは人は私が好きな人」の法則(※)が成り立っており、私たちの志に強く共感いただき、非常に楽しい時間を過ごすことができました。そして、しっかり宣言を実現していかなければと襟を正す機会を得ました。
※突然の法則すみません。きっと分かっていただけると思います。

印象深かったのは、お招きしたお客様同士も共感する点が多かったようで、お話が弾み、とても盛り上がりつつも和やかな時間が流れていたことです。

この10年間のCodeCampの積み重ねてきた歴史により、行動指針に含まれる「自らとチームの力を最大限に活かして」を実現できるチームがここにあることを実感でき、より心強さを増した1日でした。

10周年イベントの様子①
10周年イベントの様子②

縁あって、10年の節目の年に、私がCodeCampの理念と今後進んでいきたい道を整理したわけですが、10年を振り返りCodeCampを支えていただいている皆様とお会いすることで、未来はCodeCampが積み上げた・歩んできた歴史の先にしっかりとあることが確認できました。

2024年に向けて

途中であれ、なかなか終わらない・・・と思いつつ、でも現在の取り組みと来年から進めていく事の背景としての経緯なので記録として落とせない、と思いながら年初のMVV整理から10周年記念イベントまでたどり着くことができました。
徒然と抽象度の高い記述ですので、誰もここに辿り着かないかもしれませんが1年目の心の記憶として初心に帰るために私が戻ってくると思うので良きです。(12時から1年を振り返りながらずっと書いているのでだいぶん疲れています。)

とにかく、今思うことは、この一年これまでと同じく色々あった1年でしたが、毎月確実に進歩し、そして来年以降に向けて準備が着々と進行していると感じられる、充実した1年でした。
皆様、来年も益々よろしくお願いいたします!
2024年12月28日18:12

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