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独占欲は損をする?

こんにちは! 
人のつながりの中でイノベーションを創造中の小寺です。  

世界初の有人飛行を成功させたことで有名なライト兄弟。

当時では偉大な功績だったはずですが、その後の彼らの歴史をたどると、あまり喜べるものではなかったようです。

世界初の有名飛行ということで、その功績に注目が集まります。

当時は「わたみ翼」といわれる技術が採用されており、ライト兄弟はこの技術を他に真似されまいと、特許をとり、ガチガチに守りを固めます。

後続で飛行機の開発に成功する人たちが現れますが、ライト兄弟はこれに対して異議を唱え、裁判で徹底的に自分たちの利権を守ろうとします。
(実際にはライト兄弟たちより優れた技術が生まれていたそうですが)

そんな事をしているうちに、ライト兄弟は人生のほとんどを裁判に費やし、その後の飛行研究にろくな時間を割けなかったといいます。

この逸話は、独占と技術発展に関して、考えさせられるものがあります。


技術分野は独占しても、その分野全体の成長を止めかねません。
本来であれば、自分たちの利権を守るのではなく、有益な情報を人類のために惜しみなく共有しながら、健全な競走の中で、お互いより良い製品やサービスを生み出していくべきかもしれません。

共有することで、その分野が成長すれば、回り回って自分たちにも恩恵は巡ってくることもあります。

とったとられたの厳しいビジネスの世界ではありますが、本来は「共に勝つ」を目指すことが、互いの利益や豊かさに繋がるのかもしれませんね。

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