現役エンジニアが思うエンジニアのメリットとデメリット
こんにちは!
人のつながりの中でイノベーションを創造中の小寺です。
最近、かなりのSEブームで、エンジニアに転向する人、またそれをサポートするSES業界も盛り上がりを見せています。
SEとは、システムエンジニアの略ですが、
その定義も幅広く、多岐にわたり活躍できる領域でもあります。
僕個人も、法人化をし、事業体もいくつか持つようになりましたが、それでも"期間限定で"SEとして開発業務も続けています。
今日はそんなSEのメリット・デメリットを、現役SE目線で考えてみました。
メリット① : 稼ぎやすい
SEは色んな職種の中でも比較的単価が高く、稼ぎやすい仕事だと思います。
特にフリーランス転向すれば、スキルにもよりますが月単価50~100万くらいは稼げてしまいます。
僕がSEを続けているのは、スポット的に事業への投資用資金を作り出したいからにほかなりません。
また、比較的リモートワークと相性が良いので、どこにいても仕事できるというのは、若い人たちにとって魅力に映るのかもしれません。
メリット② : 誰でもできる
システムエンジニアは、本当に誰でもなれると思っています。
僕が新卒採用でエンジニアになった時、エンジニア職の半分は未経験の文系あがりの子でした。
それでも2~3ヶ月の研修を経て、あとは現場で磨かれれば、それなりに仕事できてしまいます。
実はプログラミング言語を習得するのは、それほど難しいことではありません。その気になれば1週間くらいでも習得可能だと思ってます。
プログラミング言語とは、文字通り言語であり、それをどう使いこなすかのほうが大事だったりするわけです。
僕達日本人も、みんな日本語は話せるけど、話すのが上手な人と、苦手な人がいるように。
エンジニアには誰でもなれますが、そこから優秀なエンジニアになれるかは、また別の話ということです。
メリット③ : 論理的思考力が養える
これは僕もプログラミングを学んできて1番良かったことですが、プログラミングはプログラミングを覚えること以上に、そこで養われる論理的思考力に価値があると思います。
プログラミングの特徴ともいえますが、AならばB、BならばCと、全体が決められたルールで構成されることが多いです。
全体の流れを俯瞰して捉えたり、複雑な問題も細分化して捉えることで、問題を切り出し解決したりと、とにかく思考力が身につきます。
また、エンジニアの特徴として「ちょっとでも楽をしたい」という思考が根付いています。
冗長なもの(何度も同じ作業が繰り返されるもの)は、なるべくひとまとめにして、自動化したいと考えます。
これは作業の無駄を省き、業務、強いては、人生の効率化を図るといっても過言ではないと思います。
エンジニアはとにかく無駄が嫌いなのです。
デメリット : 期間限定である
エンジニアのデメリットはこの一択につきると、個人的には思います。
エンジニア業界自体はなくならないと思いますが、プレーヤーとしてのエンジニア寿命は比較的短いと感じています。
理由としては、
・時代やトレンドの変化のスピード
・比較的体力勝負である
・競合が多い
ことです。
変化のスピード
ITの世界はとにかく移り変わりが激しいです。
せっかく覚えたスキルや知識も、半年、1年したら廃れているなんてことは、ざらにあります。
それ故、絶え間なく最新の知識やトレンドを追い続け、習得しておく必要があります。
優秀なエンジニアとして第1線で戦うには、業務外労働が意外と多いというのがエンジニアだと思います。
体力勝負
また、どこまでいっても時間労働なので、どうしても長時間の業務になりやすいです。
"IT土方"と言われるくらい体力勝負であり、目・肩・腰はわりと年齢が過ぎると、悲鳴をあげると思います。笑
それが理由かわかりませんが、フリーランスエンジニアだと、40歳を超えたら、よっぽどの卓越した、専門的なスキルを持っていない限り、かなり採用率が落ちていきます。
「新しい知識や情報をキャッチアップし続ける」という点で、頭の回転も早く、飲み込みもいい、体力のある20代、30代の現役エンジニアのほうが重宝されるのは、至極当然かもしれません。
エンジニア業界では「経験がものを言いにくい」という部分もあると思います。
過去の知識が役に立たないのです。
ベテランエンジニアの経験で重宝されているスキルは、結局組織マネジメントや業務効率化だったりします。
これはもはやエンジニアスキルではなく、人事スキルです。
純粋なエンジニアスキルだけで戦っている人は、ごく稀かもしれません。
競合の多さ
またグローバル化が進み、競合は世界になりました。
世界中の優秀なエンジニアが、貴方の賃金の10分の1ででも働きたい!とこぞってやってきます。
また、AI化も進み、エンジニアが必要とする領域はどんどん縮小していくと感じています。
(素人でもホームページ作成できるサービスの登場、AIがプログラミングを作り上げるサービスも既に登場しています。)
ライバルは世界、そして機械です。
そんな中で生涯現役を貫くのは、相当な努力でしょう。
まとめ
以上、現役エンジニアが思う、エンジニアのメリット・デメリットでした!
個人的には、若いうちにプログラミングを学んで、論理的思考力と資金力を身につけた先に、時間労働に縛られない好きな仕事に転向してくのが、おすすめかもしれません。
これからエンジニアを目指す人は、ぜひ自分のライフプランも込みで検討してみるといいかもしれませんね!
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