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なぜバレンタインにはチョコを贈るのか

もうすぐバレンタインですね。今年もチョコをあげる側、もらう側、そわそわする時期がやってきました。

ちなみにバレンタインにチョコをあげる文化って、実は日本だけのようです。本来はキリスト教圏のお祝いで、カップルの愛の誓いの日というのが通例です。では、なぜ日本はバレンタインにチョコをあげるようになったのでしょうか。

日本でバレンタインデーの文化が広まったのは昭和30年代後半と言われています。
バレンタインは当時まで日本にはなかった文化なわけですが、ここでチョコレートメーカーが「バレンタインにはチョコを贈ろう」と広告を打ったわけです。そして気づけば、「バレンタインにはチョコを贈るもの」という文化が形成されたと言われています。元をたどると、バレンタインにチョコを贈ろうという文化は、チョコを売り出したい企業による戦略だったわけです。

このように、今は当たり前になっている文化も、必ず最初に仕掛けた人がいます。

他に例を出せば、みなさんはいつからコンビニで水を買うようになったでしょうか?一昔前は、水なんて蛇口を捻れば出るじゃないか、誰が水なんて買うんだ、と思っていた人も多いかもしれません。ところが、今やコンビニで水を買うのは当たり前の文化になりました。

こういった事例は世の中にたくさん溢れていると思います。どの時代も企業は、まだない”未”常識を、企業努力によって常識に変えてきました。つまり未常識の分野にこそ、ビジネスチャンスがあるということです。

今だとYouTuberやロボティクス・AIなど、新たな分野が盛り上がってますが、流行ってから慌てて飛びついても、既にそこにはあまりビジネスチャンスは残っていないかもしれません。競合うごめくレッドオーシャンと化しているからです。

未常識の分野をビジネスチャンスとして勝ち取っていくのは、イノベーターもしくはアーリーアダプターといわれる早期創業者の人たちです。今や誰もが手にしている携帯電話でいえば、光通信の重田さんは早期参入したことで莫大な富を築いたことは有名です。

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このように、未常識の分野にはビジネスチャンスが溢れています。ただ当然未常識なわけですから、常識になるまで根気よく浸透させていく必要があります。周りからは「そんなこと辞めておけ」「うまくいきっこない」と言われることが常でしょう。ただ、未常識というオセロを常識にひっくり返した瞬間に、一気に形勢は変わっていくと思います。

世の中に溢れているサービス、文化も、最初は誰かが未常識のところから仕掛けてきたと思うと面白いですね。

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