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人を喜ばせるのではなく、喜んでもらう心を

こんにちは! 
人のつながりの中でイノベーションを創造中の小寺です。  

人を喜ばせることと、
人に喜んでもらう心は、
似ているようで違いがあります。

「人を喜ばせる」というのは、そこに見返りの心が存在します。
「人を喜ばせたい!」と思って行動した結果、思うような反応が返ってこないと、相手に矢印が向きます。

「こんなにしてあげたのに何で!?」と、見返りありきで、人に接するようになります。
そうなってしまうと、相手の反応に左右されて、かなりストレスを溜めることになります。


ただ、「人に喜んでもらえる自分でいよう」と思う人は、いちいち見返りを気にしません。
返ってこようが、返ってこなかろうが、そんなことはどっちでもいいのです。

自分がそうしたい、と思ってとった行動なので、そこで完結できます。


僕も仕事で人と関わることが多いですが、正直な話、与えたものに対して、1~2割返ってこればいいほうでしょう。
それでも、与える自分でいようと思うのは、そういう自分のほうが心が豊かだと思うからです。

喜ばれる人でいよう、という気持ちは、自分の心が気持ちいいのだと思います。

アガペーという言葉があります。
キリスト教の言葉ですが、「無償の愛」という意味だそうです。

自分は無宗教ですし、詳しいことはわかってないのですがが、この感覚は、子育てをしている人は感じることが多いのではないでしょうか。

損得勘定で子育てをしている人はいません。
ただ元気に育って欲しいという気持ちから関わります。
見返りを求めて子育てしていたら、とても心がもたないのではないでしょうか。

「ただそうしたい」という気持ちから、
喜んでもらう心は生まれます。

社会に出ると、そんな綺麗事は通用しないことも多いかもしれません。
ただ、それでも自分は喜ばれる人でいよう、そう決めて生きていくことで、その気持ちがみんなに伝染し、心が豊かな人も増えていけばいいなと願ってます。

物理的に豊かだけど、
心が貧しい人が多い世の中で、
改めて大事な考え方かもしれません。

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