【コラム】円安とどう向き合うか
こんにちは!
人のつながりの中でイノベーションを創造中の小寺です。
円安の加速が止まりません。
見合っていた抵抗線を超え、昨日ついに1ドル140円を超えました。
実に24年ぶりの円安水準になるそうです。
2021年の1月頃は、1ドル103~105円だったわけですから、円の価値の下落っぷりがわかります。
国の通貨価値が低迷する日本において、僕達はどう行動していくべきなのでしょうか。
色んな意見がありますが、僕は日本は危機的状況にあると思います。
ただ、1番の危機的状況は、それら危機感を抱かずになんとなく過ごしてしまう日本人の意識にあります。
痛みは悪いことではありません。
病気にかかって免疫力があがるように、
この痛みをどう成長に転換できるかかが鍵です。
円安といっても悪いことばかりではありません。
輸入業は大ダメージですが、逆に輸出業にとっては、かなりの追い風です。
今こそ対外的に打って出るチャンスかもしれません。
日本はいい国です。
治安がよく、インフラも整っている。
四季があり、自然も豊か。
技術力があり、食もおいしい。
礼節を重んじる素敵な国民性。
日本ライクな多様な異国文化の融合によって、独自の進化を遂げています。
実に居心地がいい。
それ故、あまり他国に目が向きにくいのも事実です。
一部の官僚や経営者を除き、「世界の中での日本」を相対的に見る目を持った人は正直少ないと思います。
貧困や戦争がないと、意識はどんどん内側に向いていきます。
他国に追いつけ、追い越せの高度成長期に元気があったのは、敗戦後、自分たちが危機的状況にあると自覚していたからだと思います。
今の円安は危機感を持つのに、ちょうどいいシグナルかもしれません。
日本にいたら大丈夫、という意識は、会社における大企業病のようなものです。
ぶら下がる人が増えたら、成長は止まります。
日本が守ってくれる、ではなく、
自分たちが日本を守るために何ができるのか。
そこに意識が向く人が増えることによって、
結果的に日本は元気を取り戻すと思います。
自分も平和ボケできた有難い環境から、
もう一歩、危機意識を持って対外的なチャレンジを増やしていこうと思います。
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