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商売の成功には何が必要か

商売を上手くいかせたい!と思うのは、
商売人なら誰しもが思うところです。
昨日はブランドになる、という記事をあげさせていただきましたが、今日はもう少し掘り下げて考えてみたいと思います。

商売を繁盛させるには何が大事なのでしょうか?
これは僕の中で凄くシンプルな答えがあります。

どれだけの人が応援してくれるか、
その数によって成功が決まる

応援という言葉には、
「どれだけの人に認知されるか」
「自分の看板で勝負してるか」
という意味も含んでます。

昔は、
・斬新なアイデアがあれば売れる
・技術があれば勝負できる
と思ってました。
もちろんそれもあると思います。

ただ、いくらいいアイデア、技術、サービスだとしても、そもそも認知されなければ売れもしません。
有名ホテルのレストランで働いているシェフが、独立して隠れ家的レストランを出したら、本当に隠れて潰れてしまった、という話があります。
ホテルのブランドありきで認知されてることを、自分の腕がいいからだと勘違いしていたためだそうです。

僕は、もともとITベンチャーで色々なサービスのリリースに携わっていました。年間何十個というサービスを、莫大な広告費をかけて宣伝して、本当に黒字化して軌道にのるサービスは、せいぜい1つか2つといったところです。
それだけ、認知させ、ヒットさせる難しさも見てきました。

また、アイデアや技術は相当突出しない限り、競合にすぐに真似されて、コモディティ化していきます。
他社の追随を振り切り、継続していくだけの、体力と拡散力があれば別かもしれませんが、そこまで体力のない、かけ出しの企業にとっては、なかなか至難の業です。

では個人企業はどのように生き残りを図っていくのか。
それには以前も触れた、ブランドになること、自分の看板(人柄・魅力・ビジョン)で勝負できるかが大事だと思ってます。
保険の営業マンだとわかりやすいですが、保険は誰から勧められても商品は同じです。
では何が決め手かというと、1つはその人への信頼だと思います。僕自身、保険に全く入る気がなかったのですが、営業マンと意気投合しその人を応援したい想いから加入を決めました。

あなただから買いたい。
あなただから応援したい。
その人にとってのブランドに自分がなる。
凄く大事なことだと思います。
築きあげるのは大変ですが、1度築いた人間関係、信頼関係は、競合にも負けず、コモディティ化もしません。

昔から大事な価値観ではあると思いますが、
改めて応援される自分になることは、
モノが飽和し、いいサービスが当たり前の時代における突破口になるのではないでしょうか。

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