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現代資本主義はどんな人間を必要としているか。

「それは大人数で円滑に協力し合う人間、飽きることなく消費したがる人間、好みが標準化されていて、他人からの影響を受けやすく、その行動を予測しやすい人間である。」

「また、自分は独立していると信じ、いかなる権威・主義・良心にも服従せず、それでいて命令には進んで従い、期待に沿うように行動し、摩擦を起こすことなく、社会という機械に自分をすすんではめ込むような人間である。」

「無理強いせずとも容易に操縦することができ、指導者がいなくとも道から逸れることなく、自分の目的がなくとも「成功せよ」「休まずに働け」「自分の役目を果たせ」「ただ前を見て進め]といった目的に従って働く人間である」

その結果、どういうことになるのでしょう。


エーリッヒ・フロム


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