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マーケット感覚の虎の穴。No.4

こんにちはアナリストのアナダです。

今回のテーマは組織文化という話です。
まずは、この戦略策定におけるANADA理論を見て下さい。※わりとどこでも見るモデルなのですが、医療介護系で使すいように我流で改変しています。多分イゴール・アンゾフのマトリクスベースかと

さてさて、図に入るのですが、

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実行の前に、戦術の策定/選択があるし、戦術の前には戦略策定/選択があって、さらに戦術の前には内部分析と外部分析をしつつ、そもそもビジョンに合わせるべきであって、そのはじまりは理念ですよねーということになります。

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※これはピジョン。

 そもそもなぜ?なんのために?が理念やビジョンとなるわけです。キングダムについて例を出すのであれば、多分


理念:戦争を無くした平和な世界

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ビジョン:中華統一

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大戦略:趙の国を亡ぼす。
戦略:ギョウの城を制覇する。

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戦術:兵糧攻め

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実行:戦の各局面

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のように一貫しています。ただ、攻めるだけでは大義はありませんしそれは略奪者です。強盗と変わりませんね。やや脱線が長くなりましたが、大事なのは理念やビジョン。そしてそれを基にした集団の価値観なんです。

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例えば、主人公である信の集団(飛信隊)は大義のために高い倫理性をもって戦に臨みます。そのため、その集団にあるまじき戦術や実行(例えば、人質、毒、略奪など)は、組織文化として適しません。そのため、仮に効果的な手法であっても採用されない手段ですし、するべきではありません。なぜなら、短期的な成果はそこで挙げられても、心理的なストレスとなり病んでしまったり、隊を離れる者が出てくる可能性があり、長期的な存続という下では悪手となり得るからです。

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ここまでで、お分かりでしょうか?

ビジョンや組織の文化が合わない取り組みはあまり真似しない方が、、、というのが私の持論です。先進的な取り組みは学会や雑誌、インターネットを見れば手に入る世の中です。

し、か、し、それがそのままで自組織に使えるか?というと必ずしもそうはいきません。自組織のビジョンに合わない手法、まだ上がってないチームの視座ではモチベーションが持たない手間である可能性があるからです。

逆に、一見非合理的に見えて組織の中で価値が高い事例を紹介します。

淀川キリスト病院↓
http://www.ych.or.jp/about/chaplain.html

こちらは、牧師さんを古くから病棟配置して祈りを捧げています。この祈りの文化はそもそもキリスト教の精神に則って作った病院やチーム、代々続いた風土というものが折り重なって価値のある(と思われる)取り組みであり、表面だけマネしてもどこかちぐはぐとなるでしょう。このような価値観の醸成されたアウトプットをブランディングに活かせると強みになります。

もし質問や次回はこんなテーマがあればDM下さい。
それじゃーね!

執筆:アナダシュウゴ@syu5o

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