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日本の農家の収益構造と我々のFFG式自然農の収益の違いとは?何を目指すの?

農家の年収の内訳

農家の年収は、以下の3つの項目を足し合わせて計算します。

農家の所得=農業所得(農業の儲け)+農業生産関連事業所得(農業関連事業の儲け)+農外所得(農業以外の兼業の儲け)+年金など

(参考:農林水産省

農業所得というのは、米や野菜などを売って儲けから、農業経営にかかった費用を差し引いた取得です。つまり本業で得た所得です。

農業生産関連事業所得は、農産加工品や農家民宿・レストラン、観光農園などの農業関連の事業収入のことです。

農業以外の兼業で儲かったお金は農外所得と呼ばれます。

それぞれの割合は年度によって異なりますが、傾向として農業生産関連所得はほぼ0に近く、その他は以下のような割合になっています。

農業所得が25%、農外所得が45%、年金などが30%

平均450万円=農業所得113万円+農外所得203万円+年金135万円

(参考:農林金融

本業よりも農外所得や年金の収入が多いことから、兼業農家や年金生活を送りながら生活している農家が多いことが伺えます。

約4割は年収300万円以下

(画像引用:平成21農林水産省|農業構造及び所得の動向P7

少し古いデータですが、「2009年の農林水産省の統計」によると、農作物を売って生活している農家の中で、認定農業者がいる農家の3割は年収300万円未満です。

認定農業者とは、経営改善に取り組むやる気と能力のある農業者のことです。

認定農業者の所得目標は350〜600万円ですが、2009年時点では300万円に達しているのは全体の6割ほどしかいません。

さらに、認定農家がいない販売農家の場合は年収300万円未満の農家の割合は8割になります。

年収300万円未満という数字は、日本の平均年収である420万円を大きく下回っています。

農業だけでは生計が成り立たない農家も少なくありません

平均年収TOPは北海道の700〜800万円


(参考|農業経営統計調査、口コミなどから作成)

個々による差が大きい農家の中で、平均年収がもっとも高い都道府県は北海道。

平均年収は700~800万円と、農家全体の平均年収である450万円の2倍近くも稼いでいます。

広大な土地がある北海道は、他県と比較して土地が手に入りやすい傾向にあります。

大規模な農業を営んでいる農家も多いため、平均年収が高めなのです。

また、北海道は農業産出額も2位の鹿児島と比べて3倍近く高くなっています。

順位農業産出額生産増加1北海道1兆2,593億円野菜、生乳2鹿児島4,863億円肉用牛、ブロイラー3茨城4,508億円野菜、鶏卵4千葉4,259億円5宮崎3,429億円肉用牛、ブロイラー

(参考:農林水産省|平成30年 農業産出額及び生産農業所得(都道府県別)

産出額TOP5の都道府県では、米の生産額は減っていて、野菜や酪農で稼いでいる傾向にあります。

2.農家の年収は経営形態によって異なる

農家には分類があり、自家農園など自分のところで食べるために農業をやっている「自給的農家」と、販売を目的に農業を営んでいる「販売農家」に分けられます。

販売農家はさらに3種類に分けることができます。

ここでは、販売農家3種類のそれぞれの年収を紹介します。

(参考:農林水産省|平成21年農業構造及び所得の動向農業経営の動向と農業生産を支える経営体・農地等をめぐる状況

主業農家の年収は500〜700万円程度

主業農家の年収は500〜700万円程度です。

主業農家とは、1年に60日以上農業に従事している世帯員がおり、 所得の50%以上が農業所得である農家のこと。

農林水産省の「農家の所得の動向」によると、2018年(平成30年)の主業農家の農業所得は662万円です。

ただし年によって年収には幅があり、少ない年で499万円(2014年)、多い年で668万円(2017年)と、年によって約150万円違いがあります。

準主業農家の年収は500~600万円程度

準主業農家の年収は500~600万円です。

準主業農家とは、1年に60日以上農業に従事している世帯員がおり、 所得の50%未満が農業所得である農家のこと。

主業農家が農業で稼いでいるのに対して、関連事業や農業に関係ない兼業での稼ぎが全体の7割を占めています。

主業農家より稼ぎが少ないというイメージがありますが、兼業での稼ぎが多い場合、主業農家よりも年収が高いケースもあります。

副業的農家の年収は300~400万円程度

副業農家の年収は300~400万円と、農家全体の平均年収を下回っています。

副業的農家とは、 1年に60日以上農業に従事している世帯員がいない農家のこと。

年収の半分が年金などによる収入で、あとの半分は9割が農業関連事業または兼業での稼ぎです。

3.農家の経営の実態

この章では、 農家の経営の実態について解説します。

売上と経費を分けて考えなければいけない

農家を営む場合、入ってきたお金がまるまる自分の利益となる訳ではありません。

作物を販売したお金が「売上」として入ることになりますが、利益は「売上から経費を引いた金額」となります。

種代や人件費など、 作物を販売するまでにかかった費用をすべて差し引いた金額が利益となるのです。

会社員のように、入ってきたお金すべてが自分の収入となるわけではないので注意が必要です。

人件費や物財費にお金がかかる

農家のおもな経費としては、「人件費」と「物財費」が挙げられます。

人件費とは、アルバイトやパートなど労働者に支払う賃金のこと。

物財費とは、トラクターをはじめとした農業に関する機械・用具のことを指します。

人件費や物財費など、作物を育て販売するまでには、多くのコストがかかるのです。

農業で生計を立てるためには、事前に「物財費や人権費がいくらかかるのか」「諸経費を引くと自分の利益はいくらになるのか」しっかりと考える必要があります。

気候の影響を受けやすい

農業は、気候の影響を受けやすい仕事。

台風や豪雨で作物が育たず、収入が激減してしまうことも少なくありません。

その年の 気候によって、年収が大きく変わる可能性があることを覚えておきましょう。

作物によって収益が異なる

作物の収益を見るときは、粗利だけではなく収穫までにかかった時間も考慮する必要があります。

例えば露地栽培のシシトウの所得は140万円程度で、労働時間は2,200時間ほど必要なので、時給にすると約640円です。

一方、ほうれん草は所得にすると18万円ほどですが、労働時間は220時間なので時給にすると約820円で、シシトウよりも労働時間あたりの収益は大きくなります。

粗収益だけみて「儲かる作物」と決めつけずに、収穫までにどれくらい手間がかかるかという労働時間も併せて確認しておきましょう。

下記に時給が高い野菜・果物をまとめておきます。

時給キャベツ約2,000円レタス約1,700円レンコン約1,500円ミニトマト(ハウス栽培)約1,350円さといも約1,350円白菜、きゅうり約1,300円大根、ナス、ピーマン約1,200円ナス約1,200円いちご約900円

(参考:農林水産省|平成19年農業経営統計調査・品目別経営統計

米農家の平均年収は高くない


(参考:農林水産省|農業経営統計調査 平成30年個別経営の経営収支

日本の代表的な作物といえば「米」。

「米農家は年収が高い」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。

しかし、米農家の平均年収は決して高くありません。

米農家の平均年収は200~300万円程度といわれており、農家全体の平均年収を大幅に下回っています。

平成30年の農林水産省の統計によると、米農家(水田作経営)の年間平均所得は以下の通りです。

粗収益(319.2万円)−農業経営費(246.8万円)=農業所得(72.4万円)

粗収益は300万円を超えていますが、2/3ほどが費用(農業経営費)にかかるので、米作だけでの収益(農業所得)は72万円ほどです。

米を育て収穫するためには、 トラクターやコンバインなどの高価な農機具が必要となるため、ほかの作物より利益が出にくいのです。

この他に年金や兼業での所得をプラスして年収が200〜300万円ほどになります。
(詳しくは、上記がおおよそ合っているかどうかはご自身でご確認ください)

以上のことから基本的に、日本で農業をやってはいけないことになりますが、ここまで読んでいただいた方と当noteを全て読んでいただいたかには、何故長々と論理的に農業をすることが収益的に見て矛盾していることをわざわざここまで説明しているのか?不思議に感じているかもしれません。
またFFG式自然農法だともっと厳しいのではと単純な収益性だけ考えている方からすれば、矛盾を感じるかもしれません。
そもそもこの日本には、1億2千万人を養うだけの農地すらないのですから、食料自給率100%はあり得ないのです。

実際に60歳以上の米農家の人を知っているひとや農業をやっている人は、何となくわかることですが、我々は人工知能の力を借り、自動制ドローンで遠隔制御で楽しみながら、さらに量子脳効果を向上させる目的で農業をするのであり、農業そのもので生活をする訳ではありません。 さらに南海トラフ大地震になった場合の食糧不足や戦争での物価高騰の際のインフレヘッジとして、会員だけが生き残るために自給自足しているのであり、商売にするほど大量生産をする必要があないのです。

また、我々の5年間の研究成果より、お米(日本米)が脳にあまり良くないことがわかってきました。実際私もこの5年間お米は一才口にせず、その代わりに⚫️🟤を主食しにしたおかげで、脳のIQや体の若返りを感じています。

続きは、会員サイトより明日ZOOMセミナーにてFFG式自然農に関してと収益化に関してのセミナー動画になります。また動画は録画しないので、必要の方は必ず明日、必ず必ず参加してください。またお見逃しになった方は、キャンプ合宿で詳しく説明しますので次回ご参加ください。

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