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その子がいる情景をわたしは見てみたくて、頑張っている気がする。


何年も前に作った音楽がまた出てきた。
今、聴いてみると違ったように聞こえる。
当時この曲を作った感情や情景がどんどん溢れてきて、心臓がどくどく早まるのを感じた。
しまいこんだ音がたくさんあること。
わたしの中にいるわたしがずっと叫んでいた。
そのわたしは今、草原に囲まれながらゆっくりと呼吸をしている。
単純に自分のキャパが広がった、というのもあるのかもしれない。
世界がとにかく広い、そして涙が出てくる。
自分が今どんな感情なのかわからない。
なぜ、泣いているのかわからない。
悲しいわけじゃない。
それだけはちゃんと、わかる。
途方もない広さを目の前にして、存在を感じて
震えているのかもしれない。
おかしいな、を感じることもなくこれが当たり前だったからあまり考えたことはなかったけど
頭の中に?心の中に?違う自分がいるということはあまりないことらしい。
恥ずかしいから、というよりは口に出したところで相手に「わからない」を渡すだけだろうからあまり口にしたことはないけど。
その子がいる情景をわたしは見てみたくて、頑張っている気がする。


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201字
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