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白よりの藍

日記のような、詩のような、形のない言葉たちを自由に描いてます
裸足が好きです
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#鬱

濁してきた愛が解けていく音がした

自己否定というのは終わりのない闇のようだ。 そんなの無駄だと何度も何度も言われ続けても、"そうなって"しまう、そこへ引き込まれていく、否、自ら向かう時さえある。そうすることで安心感を得てしまうくらいには癖となってる自分がいる。 自信を持てと言われれば言われるほどにそこから遠ざかる感覚。 『そんなの出来たら最初からやってるよ、少し黙っててくれないかな』 言葉を口にいっぱいにして、感情を身体中に染み渡らせながら悔しさに耐えてた、そんな10代だったように思う。 『僕のせいだから』は

空が青くて何故だか泣けてしまうよ

空が青くて 何故だか泣けてしまうよ 今にも切れそうな糸を繋ぎ止めているのは 触れれば消えてしまうほどの心 自分を傷つけることで確かめてた気がする 呼吸するのがやっとだった 溺れないでなんて言わないで 当たり前が当たり前でなかったから 小さなことが幸せだった どれだけ愛されることに怯えているのかがわかるよ 温もりを貰ってばかりなはずなのにね 私の伝えたいことはどこまでも向こう側にある あなたがそれを見たいと思ってくれるのを待つのではなくて私があなたに見せたいんだよ 私だけのもの