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白よりの藍

日記のような、詩のような、形のない言葉たちを自由に描いてます
裸足が好きです
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2020年5月の記事一覧

そこにゴールなんて元からないのだ。

『心の繊細さ』なんておこがましいけど、私は人よりも少し、疲れやすかったり、落ち込んだり、喜んだり、感情の起伏が複雑だったりする。 『周りに合わせるのを辞めなさい』 小さな頃教えられていた言葉は今も残っていて、そう言われ始めた頃、当時を思えば小学生だった私は周りのみんなと同じように出来ないことがとてもストレスだった。

人を傷つけることは自分を傷つけている。

人のことを蔑んで何が楽しいのかな。 きっとどこかで自分を許せてないんだろうな。 痛々しいニュースが嫌でも目に入る。 テレビをうちに置かないのは自分が意図せずとも、洗脳かのような”必要のない”情報が入ってくるからだ。 だから普段はネットで見るニュースか自分で気になったことだけを知るように、見るようにしている。

向き合って圧倒されてしまうなら、目を向けるだけでもすごいと思うんだ。

愛されなかった、という経験がわたしにくれたのは、求めること、拒絶されること、知ること、そして突き放すこと、許すこと、気付くことだった。 どんな愛の形でも、純にあなたを想う気持ちは私だけが知っていること。だからあなたに伝えなくちゃならない。 でもどうすればいいの? 愛されるためにはどうすればいい? 言葉にすることはなくとも、そればかりに突き動かされてきた。 愛して欲しいの、どうすればいい? できるだけ出さないようにしてるつもりだけど混じってしまうのは致し方ないことだよね。 そう

わたしはわたしのはずなのにわたしの曲を唄う"誰か"になっていた

埃がかかったギターのチューニング 音がわからなくなった 痛んでいく耳を押さえても 悲鳴だけは聴こえていた 指の豆はいつしか消えていて 昔の曲を引っ張り出して 笑ったり泣いたりしてさ 最後の一歩なのに踏み出せない 最後の一歩だから踏み出せない? あんな欲望だらけの世界は嫌いなんだ ただ、唄っていたいだけなんだ ほっといてくれ 浮かんだのはギターを持って スポットライトの下で一人唄っている姿 わかったのは宙に浮いていたんだっていうこと わたしはわたしのはずなのに わたしの曲を唄う

自分を貫けるように尖らせた棘はいつしか自分さえも通り抜けた

わたしへ手を伸ばす手 掴んでいいの? 何度も聞いたね 薄くなる光 脅威はすぐそばにあった 薄くなる酸素 重みを感じていたい 自分を貫けるように尖らせた棘は いつしか自分さえも通り抜けた