【Book review】横山黎 Message
少しだけお久しぶりです、こんばんは。日ごろの悪事がたたって(?)、三連休は熱病との闘いでした。本日、ようやく発熱外来を受診でき、567でもインフルでもなく、疲労からくる夏風邪との診断をされました。
最高体温38.7℃で咳も止まらず、だったのでこれはもしかしたら……と覚悟をしたのですが、幸いにも新型感染症ではなかったので少しホッとしています。いや、きちんとしんどいのですが、、。
さて、今日はnoterさんの書籍のレビュー記事です。紹介する作品は、横山黎さんの「Message」という小説です。
まず、地の文の詩的な美しさに惹かれました。登場人物それぞれの心情の描写が自然で、決して押しつけがましくないのが読んでいて心地よかったです。言葉の運び方もうまいだと感じました。
だからこそ、なぜこの悲劇は起きてしまったのかと、どこまでも悲しくなってしまいます。なぜその青年は「110」というダイイングメッセージを遺したのか。その意味がほどかれた瞬間に、私は落涙していました。ぜひこの感覚を、多くの人に味わってほしいです。
作者の横山さんには、文学フリマ東京で初めてお目にかかりました。ご自身の創作、執筆に関して精力的に発信されている方です。現役の大学生で、日々様々な(興味深い)活動をされています。ぜひ、横山さんのnoteページをご覧になってみてくださいね。
いい作品に出会うと、創作意欲に火がつきますね。11月の文学フリマの当落はまだ不明ですが、それに向けて私も何かつくれたらな。
横山さん、素敵な作品をありがとうございました!
よくぞここまで辿りついてくれた。嬉しいです。