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発達障害者の 1秒の価値

障がい者を受け入れる、という言葉自体がそれを物語っていて、「障がい者が健常者を受け入れた社会を作る」となると一般の方々は「?」となります。つまりこれが本質的ではない社会構造になっているということです。ここを考える人はほとんどいません。

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▼  仕組みを変えるために具体的に何をするのか
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発達障害傾向の方々や他の障がい者の方々にとって、1秒の価値がとても高い。つまり生き急いでいる状態です。この状況は事業をスタートさせて段々とわかってきました。私が、障がい者の方々と一緒に過ごす時間がフィットするのは、この価値感が非常に近いからなのかもしれません。

障がい者のこの価値についてあまり語られることはないと思います。この価値観が分からない人から、「ゆっくり進めよう」とか、「じっくり考えて行動しよう」など言われると、「何言ってるの?こっちは時間がないんだ」となります。そしてケアする方々が、この状態を治そうとします。つまり、大衆に合わせようと。それがまた障がい者にとって苦痛であり、「なぜ大衆に合わせないといけないのか」となるのです。

これを半強制的に「大衆」に合わせようとするケアは、本質的なのでしょうか。もし、彼らが大衆であれば、今の大衆は時間の価値をもっとあげることを求められ、時間を無駄にしている場合に徹底的に指摘される、つまり、時間の価値を高める方向に修正されるとしたら、みなさん耐えられますか?

これが本質です。

障がい者を受け入れる、という言葉自体がそれを物語っていて、「障がい者が健常者を受け入れた社会を作る」となると一般の方々は「?」となります。つまりこれが本質的ではない社会構造になっているということです。ここを考える人はほとんどいません。

「障がい者」という言葉を使わないようにするとか、そういう形式的なことではなく、「障がい者が主役になる社会」を作ると決めた時に何をしなければならないか、です。局所的に改善しても何も変わりません。概念だけ決めても何も変わりません。仕組みを変えることと、リアルな仕組みを作ることをしない限り何も変わらないということをそろそろ知る必要があります。

私は、

1、障がい者の才能を見える化
2、障がい者の才能を開花
3、障がい者が活躍するサービスを開発

を実行しています。

1は、こころとインサイト分析
2は、こころと育成プロジェクトの才能開花アセスメント
3は、こころとアシスタントサービス

行動を起こす、リアルな形を作ることをしている人の側で、その輪に入り切磋琢磨し社会を変える、これは当事者を取り巻く支援の方々がやるべき行動です。

慰め合う、優しく包み込む、このようなケアも当然必要です。しかし、寂しい気持ちを慰めたあと、どんな行動を起こしますか?それは、障がい者の当事者が求めているものでしょうか。

彼らは、1秒を必死に生きています。この社会に何かを残そうとしています。そのやり方が相手に上手く伝わらないだけです。

今主流になっている考え方は、賢い大人たちが作り上げたものであり、その考え方は本質的なのか、を考える、今SNSなどで流れている情報のエビデンスはあるのか、誰の言葉なのか、その情報はどこからどのように現れたのか、その情報の価値は?このように考えます。

また、情報を発信する側は、この情報は当事者が求めているものなのだろうか、この情報を他人に伝えるということは自分のためなのか、当事者のためなのか、この情報を発信することで何がどのように変わるのか、自分は最終的ゴールをどう設計して、その情報を発信するのか、このように一文字一文字を真剣に捉え、当事者のプラスになるよう進める必要があります。

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