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障がい者ビジネスの設計で、平均に合わせている点について

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【2021年10月19日の投稿】
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ヒーローがいないので、一般人が彼らの才能を理解する機会がない、これが発達障害者の才能を理解してもらうためにやらなければならない施策です。つまり、ヒーローを作るための仕掛けが必要

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▼ 障がい者のヒーローを作る、それも実現可能性の高いヒーロー
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昨日、ある取材を受けました。結構しゃべりましたが、本質的な部分で話を深堀しないため、結局、自問自答形式で、自分でストーリを作り、終始しゃべっていました。やはり、HSPや、発達障害、そして、軽度知的の方々の実態を「かわいそう」という認識を持っている、そのような実感です。

確かに、支援は必要です。しかし、「かわいそう」で終わってしまってはもったいないと思うのは私だけでしょうか。「かわいそう」の先に何かがないといけないと思っています。今日はこの辺りの話をしていくのですが、障がい者ビジネスのモデルが、平均に合わせる、が主流になっていて、そこに能力高い方がいてもその能力を生かすことができないケースが多いです。

例えば、障がい者スクール系、何度かお呼びがかかり、カリキュラム設計に参加しましたが、結果的に「そこまで求めていない」という思考停止状態で終わりを迎えます。そこまでやらなくても良い、という判断は、当事者が決めるならわかりますが、なぜ、提供側が決めるのでしょうか。

これをカフェで例えると、お客様満足度をあげた商品を提供するとアピールしておきながら、コーヒー豆の保存方法を適当にしたり、コーヒーの入れ方を工夫せず、提供側の都合で決めたりするイメージです。

お客はドリップコーヒーを飲みたいのに、ドリップは手間がかかるから、他の方法にする、これは徹底的に工夫し満足度を高めようとしているとは思えません。

これが学校の場合は顕著に現れます。学校にはさまざまなスキルレベルの人が集まります。そうすると、どのレベルに合わせるのか、という議論になります。すると、大体、末端レベルに合わせることになり、それよりも上のレベルの人たちは「ガマン」させられます。よくあるのが、テスト中に全問解いたのに、みんなが終わるまで席で待つ、などが良い例です。

HSP、発達障害、軽度知的の中には、ある一点に吐出した才能があるケースがあります。それを誰が開花するのでしょうか。現在の教育環境ではそれを実現するのは難しいと思います。

ここが固定観念で、これを崩さない限り、障がい者を取り巻く環境は変わりません。当グループでは、グレーゾーンを含む発達障害者の英才教育スクールの開講を検討しています。このスクール事業で目指しているものを紹介します。

障がい者のヒーローを作る、それも実現可能性の高いヒーロー

ヒーローがいないので、一般人が彼らの才能を理解する機会がない、これが発達障害者の才能を理解してもらうためにやらなければならない施策です。つまり、ヒーローを作るための仕掛けを現在は必死に進めているということです。

こころとインサイト分析
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000069159.html
に始まり、

こころとアシスタントでリアルな仕事で活躍する人材を増やす
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000069159.html

ことで、一つずつ証明していきます。

この作業を地道に進めることで、一人ずつヒーローが誕生します。実際、当グループの事業所には、それぞれ一人以上のヒーローが存在しています。障がい者の方々はそのヒーローを目指し頑張っています。その人みたいに活躍するには何をしなければならないか、と考え、仕事終わりに図書館で勉強したり、仕事中も、そのヒーローに仕事のやり方を聞き、刺激を受けます。

これは現在、当グループの事業所内で起きていますので、外の世界にはあまり情報が伝わりませんが、この先があります。当グループを卒業した方々の次のステップを考えています。

次のステップは一般の会社への就職ではありません。その道は悲劇でしかありません。なぜならば彼らを活用したいと思っている企業は皆無だからです。これは厚労省の調査結果でも出ています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000069159.html

つまり、目指すとことは一般企業への就職ではなく、自分の世界を実現する場所です。それは起業しかありません。自分のやりたいように、やりたいことをやる、そしてそれが事業になる。これは一見すると、そんなのみんなやりたいよ、というかもしれませんが、前提条件があります。これを実現できるのは才能がある方です。つまり、自分の才能を定量的に確認でき、それをリアルビジネスで適用できることを証明された人たちが、その道を進むことができるのです。

起業となると、どうやって? 本当にできるの? と疑問が飛んできます。ここもちゃんと設計しています。障がい者社長には2名のスタッフをつけます。一人はファシリテータ、もう一人はITエンジニア。障がい者の頭の中をファシリテータが具現化します。その具現化されたアイデアをITエンジニアがサービス化するというイメージです。

これを実現することで、障がい者のヒーローがどんどん誕生します。
この仕組み作りを急いでいます。
不可能はありません。可能性を信じて今何をすべきか、この行動がその先の結果を変えます。

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