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障がい者が活躍する社会の完成形がすでに実現した

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【2021年10月26日の投稿】
発達障害研究所こころとのオンラインサロンで閲覧フリーになった過去記事。最新記事はサロンでほぼ毎日公開中。是非入会して応援お願いします。https://cocorotolab.jp/ 
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売り込みも障がい者の方々が実施します。まずは、企業情報ページから、このサービスに該当する企業クエリーで抽出し、それをexcelへ加工、この過程でもちょっとしたデータベース操作を実施します。リストアップが完了した後は、各拠点の障がい者の方々が企業ページへアクセスし、サービスの紹介文を入力します。

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▼ このサービスを選んだのは業務効率化を実現する一方、障がい者の雇用も生み出す仕組みを実現できるからです。この仕組みがまさに弊社が追い求めていた障害者支援なのです。
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将来への道筋、完成形は最終形が望ましい、これは私がとても重要にしている部分です。最終形とは、具体的なスキルを使って、具体的な課題を解決している姿を想定する、ということです。

本日は、当グループが実施している「こころとインサイト分析」により才能開花した障がい者が、特定のスキルを活用し最終形の仕事をし、そのサービスを使ったお客様から評価されている、というお話をします。

当グループでは、障がい者の才能を活用したサービスとして「こころとアシスタント」を提供しています。これは、150名の障がい者が100種類以上の業務をリモートで対応する、オンライン秘書サービスです。特長的なのは、高度IT系の仕事ができるということで、プログラムの修正や、AI開発で活用されるpythonを使ったプログラミングなど、一般の秘書サービスでは提供的ない高度な業務も実施しています。

このサービスを2020年からご利用頂いているのが、カジュアルとスポーツのアパレルカンパニーである、 ハワード株式会社様です。ハワード様の導入事例は以下をご覧下さい。

当グループでは、サービス開発から障がい者に担当してもらいます。サービス設計のフェーズのスタートはテストマーケティングとして、雇用している障がい者の方々がテスト用のLPや、webサイトを複数制作します。googleアナリティクス設定も全て障がい者の方々が実施し、その結果を踏まえさらにLP、webサイトの修正を加えていきます。

実は、この「こころとアシスタント」に辿り着くまでに、「制作アイランド」というサービスを開発しています。これは、webサイト構築、画像切り抜きといった主に制作過程で発生する業務を代行するサービスで、これも障がい者の方々が、webサイト、LP、チラシを何種類も作りました。この活動により、新たに「こころとアシスタントサービス」が誕生し、制作業務に加え、事務作業、プログラミング業務を取り入れたサービスとなりました。

こころとアシスタントの売り込みも障がい者の方々が実施します。まずは、企業情報ページから、このサービスに該当する企業クエリーで抽出し、それをexcelへ加工、この過程でもちょっとしたデータベース操作を実施します。リストアップが完了した後は、各拠点の障がい者の方々が企業ページへアクセスし、サービスの紹介文を入力します。

この作業は何十件というレベルではなく、何万件という膨大な作業で、クラウドサービスなどを提供している企業のほとんで実施している営業活動です。当グループも自社サービスを認知してもらうために、同じように地道な営業活動を実施します。

この活動の中で、ハワード様からお問い合わせを頂き、私とサービス責任者で訪問しました。ハワード様はアパレル業界で1世紀の歴史のある企業で非常に知名度の高い企業です。このような企業からお声がけ頂き本当に光栄でした。サービス紹介の中で、ハワード様から「このサービスは、当社の業務効率化を実現できて、さらに障がい者の雇用も生み出す仕組みなので、是非前向きに検討したい、とお話頂きました。

その後、トライアルを経て実際の業務を開始することになり、現在まで様々な依頼を受けお客様も非常に満足頂いております。先日、別業務の打ち合わせで訪問させて頂いたのですが、打合せの後に、ちょうど来社した別企業の方へ本サービスを紹介して頂きました。その光景が本当に感動したのですが、これがまさに当グループが目指していた形だ!と、完成形に到達したことが本当に嬉しかったのです。

ハワード様は来社企業の方をお繋ぎするだけではなく、ハワード様ご担当者様自身が自ら説明してくれたのです。今まで使ってきた感想や、実際にどのような業務で活用しているか、その仕事の成果はどうか、といった感じで、ご自身の言葉で説明して下さいました。我々は最後に少しサービス説明するだけでした。

その企業へは現在連絡を取り合いサービス紹介とトライアルの打ち合わせに進んでいます。
障がい者の才能が理解される、障がい者の能力が社会で活かされるとはこういうことだと思っています。当グループが5年間かけて築き上げてきた障がい者才能開花と、その才能をリアルビジネスで活用できるサービスの開発、これにより、障がい者の才能が証明できました。

この取り組みがどんどん広がることにより、障がい者が活躍できる場が増え、社会へ貢献できる仕組みが完成します。


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