見出し画像

本気で発達障害児、発達障害者の才能を開花させて将来の仕事の道筋をつけたいと思っている方に「じゃどうすればいいんですか」に答える

━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼今この瞬間の一歩を変えるだけで、その先の世界は変わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━

障がい者の才能開花の仕事を始めて6年目になりますが、当グループスタッフ以外で、本気で障がい者の才能を開花すると決断した人はほとんどいませんでした。これについて私はずっと疑問でした。私が生きてきたIT業界は生きるか死ぬかの世界で、それに自分で事業を運営していると新しいアイデアを常に考え、新規サービスを開発し、既存のサービスをよりよくするために寝る寸前まで仕事をしていました。いつも寝床で寝るのではなく、机の上でまぶたが閉じるギリギリまで仕事をして、電池が切れてそのまま机の上で眠ってしまう、そんな毎日でした。

なぜそこまでやるか、それは好きな仕事でしたし誰かのためにより良いものを作りたいという願望からそのような行動になりました。常に志を高く持ち、誰かのために貢献する、こんな毎日です。

2016年に障がい者の世界に入り感じたことは、私が生きてきた世界とは時間の感覚が異なる、ということです。追求せず、疑問を持たず、スピード対応することなく、問題を問題と思わず、徹底的に仮説をたてそれを検証しながら解決に道びくことをしない、そんな感覚です。

障がい者を取り巻く環境は、さまざまな方々の支援により成り立っています。それぞのフェーズで担当する方々がいます。それぞれが思いを持って仕事しているのは確かです。しかし、本質をしっかりと考えた行動をしないと、結果が思っているのと違う方向に行きます。

グレーゾーンを含む発達障害児と判定された場合のご親族の歩みから紐解いていきたいと思います。

先に結論ですが、ほとんどのご親族が「ビジネスで貢献する」という感覚を持てずに過ごすことになるのですが、これがどこからこうなるのかが問題です。まず、障がい者判定の段階では医師や臨床心理士、保健所の担当、役所などが関わってきます。この段階で「症状」に特化した対応が徹底されます。多動の場合はどうするか、自閉の場合はどうするか、など、一般の世界で過ごすためには環境に慣れないといけないとか、一般の中で過ごすためのルールを学ぶとか、こういう方向に進みます。

本来、この段階では、そもそも年齢的にもできないことが多いのに、すでに「できない」と決めつけてしまう傾向があります。できないとは平均点から「できない」と見るのでどこか尖った才能があったとしても、その他ができないと「できない」という判断で、その「できない」ことを「できる」ようにしていく計画を立てます。

進学の段階では、一般学校か特別支援か、という判断がきます。そもそも、これ以外の選択肢がなぜないのか、と私は考えてしまいますが、ここで登場する方々はこの選択肢しかないケースが多いです。要は、ニュースでもよく取り上げられますが、一般校では扱いが難しい、ということから特別支援学校へというルートが多いようです。

ここでも、「他の生徒と同じように過ごせるか」といった大衆に合わせる方向で考えてしまいます。この年齢フェーズでは、才能が毎日開花するので、非常にもったいない過ごし方をしてしまいます。学校しか選択肢がない、という意識がこのあたりから蓄積されてきます。

一般校は特別支援校での学生生活が進むにつれ、段々と「できない」ことがどんどん蓄積されてきます。これもだめ、あれもだめ、それもだめ、とどんどんマイナス点をつけていきますので、現在値のマイナスがどんどん増えてきます。気がついた時には、ものすごいマイナス数値になっていて、それを、先生、ご親族が改めて見ると、絶望になります。この辺りから、夢とロマンを語れなくなり、この先、どうやって自分が面倒見ていくか、という「覚悟」の気持ちが強くなってきます。

学校も卒業間近、進路指導の先生による就職活動が始まります。ビジネスの世界はとても広く、さまざまな職種があり、毎日新しいサービスがどんどん生まれ、古くなった職種は淘汰されてく、そんなスピード間の中、就職先の選定は、工場、清掃、製造、農業、といったジャンルに絞られます。

このように、広い視野で見た時は無数の選択肢があるにも関わらず、非常に狭い世界の中で、新しい風を取り入れずに何年も同じ状況が繰り返されているということを知る必要があります。

諦めるのは良いですが、その諦めは徹底的に考えぬいた後に決断したのでしょうか。自分の視野にない人たち、自分の業界外の人たちの意見を取り入れ、現在の産業の向かう方向を見て、さまざまな情報に触れ入手したデータから判断した結果なのでしょうか。諦めとは、ここまで徹底的に追求した後にするものです。

本気でご自身のお子さんを将来、才能開花する職種で働き、世界を変えるかもしれない人材にする、と考えて行動しているのでしょうか。なぜ、その途中で諦めるのでしょうか。

成功とは、成功するまでチャレンジすることです。ダメなら別の方法を徹底的に考え、少しでも「新しい」と思った情報などに食いついてそれを理解する、こんな気持ちが必要だと思います。

これらは、今この瞬間から正しい方法に変えることができます。今、みなさんがいる世界を眺め、今一緒にいる方々を見た時、この環境で良いのか、を考えてください。医師であれば、この医師は本気で自分の子供の将来を考えているのだろうか、本気で社会で貢献できるように考えているのだろうか、学校の先生は、できないことに着目するのではなく、できることにフォーカスしているのか、このような考えをするだけで、すでに分岐点が変わり、その先の結果が変わります。

何もしなければ何を起こりません。ほんの少し行動を変えるだけでその先の世界はガラッと変わります。
私は元々IT業界でしたが、今では福祉の世界にいます。こういう人も珍しいと思います。お金儲けであれば、IT業界に居るはずです。それでも福祉の世界にいるのは、夢とロマンを実現できる場所だと考えているからです。

行動や考えを変えることは非常に簡単です。疑問を持てば良いのです。今この瞬間から変わることができます。私は全員が夢とロマンを語れる世界を実現できると思っています。それを実現するまでチャレンジは辞めません。

▼発達障害者の能力をビジネスに活かす取り組みを行うオンラインサロン(ほぼま毎日投稿)はコチラ↓

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?