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実務経験ない障がい者の方々をどのようなプロセスで仕事のプロフェッショナル人材に育てているか

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【2021年10月20日の投稿】
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まず、最初のフェーズは、理念とゴール設定です。これは障がい者を育成する前の一番重要なフェーズです。当グループの理念は、障がい者が主人公となる社会の実現 であり、社会の中で障がい者が能力を発揮する環境を作り、その結果、新しい産業を生み出す、ということです。つまり、天才は天才として生きてもらう、それにより社会に貢献する、ということです。どんな障がい者の才能も全て仕事で貢献できるので、具体的にどんな仕事する、というところまで答えを出します。カウンセラーや学校の先生、医師では、この答えを出すことができません。理由は明確でビジネス社会で生きていないからです。

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▼ 社会で活躍することを目的に設定し、現在地から一気通貫の才能開花プロセスを作る
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当グループで雇用している障がい者の方々の中では、学生時代先生の指示に従わない、教室を出るなどの行動が続き、最終的に引きこもりになった方が60%です。その方々は現在、高度IT業務で大活躍しています。本日は、この辺りの話を雇用のスタートから具体的に紹介していきます。

当グループ事業所には、最先端の取り組みを実際に見たいと見学希望者が訪れます。見学の際にはまずオリエンテーションを実施します。オリエンを実施する理由は、短い時間見学しても、「すごい」と思う仕組みが理解できないからです。目に見えるのは、「静かに仕事している姿」だけです。PCを使ってはいますが、一般の方が見ても何をやっているか全く理解できない、つまり姿だけを見ても「最先端の取り組み」が分からないのです。そのため、見学前にそのプロセスを説明します。このプロセスもまた理解が難しいので、結局のところ、見学しても「へー」で終わります。

これは意識の問題で、視覚的に「すごい」という感覚と、理解できて「すごい」という感覚があり、例えば、超高層ビル、最先端エレベータに乗ると最上階の80階まで5秒で到着、となると、「これはすごい」となります。視覚的に見えないものは「すごい」と言いにくいのです。

では、どういう時に「すごい」と分かるのかというと、ゴールイメージが一致した場合です。例えば、当グループであれば、障がい者が主人公になる社会を実現する、世界をリードする産業を生み出す、これだけで、ビジネスの世界にいる人で問題意識を持っている人であれば、「おー」となる訳です。

さて、ではどうやって「すごい」人材を輩出しているかについて具体的にご紹介します。

まず、最初のフェーズは、理念とゴール設定です。これは障がい者を育成する前の一番重要なフェーズです。当グループの理念は、障がい者が主人公となる社会の実現 であり、社会の中で障がい者が能力を発揮する環境を作り、その結果、新しい産業を生み出す、ということです。つまり、天才は天才として生きてもらう、それにより社会に貢献する、ということです。どんな障がい者の才能も全て仕事で貢献できるので、具体的にどんな仕事する、というところまで答えを出します。カウンセラーや学校の先生、医師では、この答えを出すことができません。理由は明確でビジネス社会で生きていないからです。

次のフェーズはアセスメントです。

障がい者が入社するとまずは、基礎アセスメント。47項目のアセスメントを実施しポテンシャルを確認します。一旦ここで、仕事に入ってもらいますが最初は単純作業系の仕事を実施してもらいます。音声文字起こしや、アパレル、書籍販売の作業などを実施する中で、どのように仕事に向き合っているのか、を確認していきます。仕事の中で新しい発見がありますので、それを見逃さないように見ていきます。

その経過チェックと同時に、基礎アセスメントをベースにこころとインサイト分析を行い、才能の候補を出していきます。統計的にまとまったインサイト分析から、その方の状況にマッチする才能がすぐに候補として出てきます。それを元に才能候補に会う仕事を進めてもらいます。この作業を何十通りの組み合わせで進めていくのが、才能開花アセスメント、この過程で具体的なスキルが確定していきます。この才能開花アセスメントにより、例えば、プログラミング言語は、java系が向いているなどの具体的なスキルが判明します。

具体的なスキルは一つだけではありません。ほとんどの方が複数のスキルを持っており、それらがスキルマップに反映されてきます。その後、CICにより、実際のビジネスで活躍できるフェーズまで引き上げます。

CICは以下の情報を見てください。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000069159.html

これが全容です。奥が深い内容であり、特に「こころとインサイト分析」は大量データをAIで分析しており、それだけ見てもとても壮大な内容です。これらをミリ単位で常に微調整しながら、毎日障がい者の才能開花を進めています。

一気通貫で、最後にはビジネスに到達するためのプロセスを設計することがとても重要で、これは避けて通れません。当グループで雇用している障がい者の方々は、生き方がパラダイムシフトしました。今まで期待されない人生を歩んできた方々が、現在では、期待される人材として毎日生き生きと仕事しています。

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